不倫は文化なんて名言?を生み出したのが今や60歳を迎えても格好良い石田純一さん。私事で恐縮だが最近、石田純一さんとお会いする機会に恵まれた。目の前にした彼の印象は非常に礼儀正しくて、全く偉そぶった素振りも見せず謙虚な人。見ず知らずの俺とすれ違い時にでも頭を下げて『こんにちわ』と挨拶をしてくれて、女性だけでなく男性にも丁寧に接してくれる。実物を見ても男前だし、女性にモテるのも充分に納得。俺も60歳になっても彼のような格好良い男であり続けたいものだ。こんなところで石田純一を褒めてどうする!なんて多くのツッコミが聞こえてきそうだが、その発言の是非はともかくとして、案外不倫は文化という言葉に納得しそうになるのが今回紹介する映画わらの男。数々のイタリア映画の傑作を生み出したピエトロ・ジェルミ監督が描く中年男の不倫映画。その哀感漂う描写は40歳代以上の中年男性には非常に共感する部分が多い映画だ。
ハッキリ言って、ストーリーはごく普通。それでは早速その普通のストーリーの紹介を簡単に。
機会工場で働くしがない中年のアンドレア(ピエトロ・ジェルミ)は、妻ルイザ(ルイザ・デラ・ノーチェ)と八歳の息子ジュリオ(エドアルド・ネヴォラ)との3人家族。ある日の事、風邪をこじらせてしまったジュリオ(エドアルド・ネヴォラ)はルイザ(ルイザ・デラ・ノーチェ)と共に療養のために田舎の実家に帰っていた。2人が居なくて寂しい想いをしていたアンドレア(ピエトロ・ジェルミ)の楽しみは日曜日ごとに彼らを訪ねること。
ところが療養場所で若い女性の姿を見て、何だか彼女の存在が気になってしまう。実はその女性は同じ団地内に住んでいるリータ(フランカ・ベットーヤ)と言う若い女性。アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)は療養場所からの帰り道のバスの中で一緒になったリータ(フランカ・ベットーヤ)にナンパ同然で話しかけると、それ以降アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)とリータ(フランカ・ベットーヤ)は親密になってしまう。
アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)はすっかり妻ルイザ(ルイザ・デラ・ノーチェ)や息子ジュリオ(エドアルド・ネヴォラ)に会いにいくのをすっぽかしてリータ(フランカ・ベットーヤ)とせっせと遊びまくるのだが、ついに2人が帰ってくる日を迎え、アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)はリータ(フランカ・ベットーヤ)と一切縁を切ろうとするのだが・・・
観ていて、なんで今まで同じ団地内にこんな可愛い女性が居たのに気付かなかったんだ?なんて一瞬思ったりしたが、俺も街で見かけた綺麗な女性をナンパしたら実は同じ住宅地内に住んでいて、しかも結婚していた!のと似たり寄ったり。まあ~、俺も他人の事をああだこうだと言う資格がまったく無いということだ。
長年連れ添った古女房がしばらく家に帰ってこないと知ると、若くて綺麗な女性と一緒に遊びたいというこの主人公の気持ちは同じ男性として非常によくわかる。しかし、本作を観ていて痛感することは不倫に到る過程が、男性側に多少の同情の余地があったとしても、結局のところ責任は男性側にあるということだ。それにしてもなぜ、神様は男にこのような試練を与えるのか~?、オウ・マイ・ゴッド
そしてこの映画を観て最も共感できるのがラストシーンの意味するところ。人間は一度の罪は許されるが、その罪は決して消えることなく、一生背負わなくてはならないということしかし、このメッセージは現実としてわかっていても、女性の涙と同じぐらいキツイということを本作を観ればよくわかる。
ちなみにタイトル名の意味するところは、わらで作った案山子のように突っ立ってるだけで判断能力のない頼りない男(DVDの説明を参考)のことだそうです。いや~、本当に耳が痛くなるタイトルです。
中年を自覚している男性諸君、なんだか最近自分の奥さんが可愛く思えない旦那衆、わけがわからず不倫願望に燃えている人、意外にも奥さん連中にもお勧めできそうな映画わらの男は以上のような人には特にお勧めです
監督、主演は前述したようにピエトロ・ジェルミ。ホームドラマの名作鉄道員(これは唯一俺が泣ける映画)、そして思わず悲しくなってくる刑事がお勧め
にほんブログ村 映画ブログ
人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします
ハッキリ言って、ストーリーはごく普通。それでは早速その普通のストーリーの紹介を簡単に。
機会工場で働くしがない中年のアンドレア(ピエトロ・ジェルミ)は、妻ルイザ(ルイザ・デラ・ノーチェ)と八歳の息子ジュリオ(エドアルド・ネヴォラ)との3人家族。ある日の事、風邪をこじらせてしまったジュリオ(エドアルド・ネヴォラ)はルイザ(ルイザ・デラ・ノーチェ)と共に療養のために田舎の実家に帰っていた。2人が居なくて寂しい想いをしていたアンドレア(ピエトロ・ジェルミ)の楽しみは日曜日ごとに彼らを訪ねること。
ところが療養場所で若い女性の姿を見て、何だか彼女の存在が気になってしまう。実はその女性は同じ団地内に住んでいるリータ(フランカ・ベットーヤ)と言う若い女性。アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)は療養場所からの帰り道のバスの中で一緒になったリータ(フランカ・ベットーヤ)にナンパ同然で話しかけると、それ以降アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)とリータ(フランカ・ベットーヤ)は親密になってしまう。
アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)はすっかり妻ルイザ(ルイザ・デラ・ノーチェ)や息子ジュリオ(エドアルド・ネヴォラ)に会いにいくのをすっぽかしてリータ(フランカ・ベットーヤ)とせっせと遊びまくるのだが、ついに2人が帰ってくる日を迎え、アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)はリータ(フランカ・ベットーヤ)と一切縁を切ろうとするのだが・・・
観ていて、なんで今まで同じ団地内にこんな可愛い女性が居たのに気付かなかったんだ?なんて一瞬思ったりしたが、俺も街で見かけた綺麗な女性をナンパしたら実は同じ住宅地内に住んでいて、しかも結婚していた!のと似たり寄ったり。まあ~、俺も他人の事をああだこうだと言う資格がまったく無いということだ。
長年連れ添った古女房がしばらく家に帰ってこないと知ると、若くて綺麗な女性と一緒に遊びたいというこの主人公の気持ちは同じ男性として非常によくわかる。しかし、本作を観ていて痛感することは不倫に到る過程が、男性側に多少の同情の余地があったとしても、結局のところ責任は男性側にあるということだ。それにしてもなぜ、神様は男にこのような試練を与えるのか~?、オウ・マイ・ゴッド
そしてこの映画を観て最も共感できるのがラストシーンの意味するところ。人間は一度の罪は許されるが、その罪は決して消えることなく、一生背負わなくてはならないということしかし、このメッセージは現実としてわかっていても、女性の涙と同じぐらいキツイということを本作を観ればよくわかる。
ちなみにタイトル名の意味するところは、わらで作った案山子のように突っ立ってるだけで判断能力のない頼りない男(DVDの説明を参考)のことだそうです。いや~、本当に耳が痛くなるタイトルです。
中年を自覚している男性諸君、なんだか最近自分の奥さんが可愛く思えない旦那衆、わけがわからず不倫願望に燃えている人、意外にも奥さん連中にもお勧めできそうな映画わらの男は以上のような人には特にお勧めです
わらの男 (トールケース) [DVD] | |
ピエトロ・ジェルミ,アルフレード・ジャンネッティ,レオ・ベンヴェヌーティ,ピエロ・デ・ベルナルディ | |
アイ・ヴィー・シー |
監督、主演は前述したようにピエトロ・ジェルミ。ホームドラマの名作鉄道員(これは唯一俺が泣ける映画)、そして思わず悲しくなってくる刑事がお勧め
にほんブログ村 映画ブログ
人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします