しげるの自遊学

自由に遊び、自由に学んで生涯現役。
ソプラノの森岡紘子さんを一人のファン
として応援しています。

忘れ得ぬ一日

2007-05-28 11:25:25 | Weblog
 2007年5月27日は、私にとって決して忘れることの出来ない一日になりました。

 町内の親睦の会が主催する<さつき会夢のコンサート>には、狭い会場に予想を上回るお客様が来場され、嬉しい嬉しい悲鳴を上げることになったのです。結局中に入れず、部屋の外で立って聴く人も少なからず出てしまいました。

 子供さんの入場も認めたので、この点が一番心配でした。子供たちは合計13名。お父さん、お母さんが付き添って来たから、若い世代の参加者もあったというわけです。オペラのアリアを歌う前、「イタリアという国、知っている?」「お姉さんはイタリア語で歌うからね」「静かに聴いてね」と子供たちにやさしく語りかける森岡さんを見て、危うく涙が出そうでした。

 生き生きとした表情の、ピアノの福由香さんの演奏もとても素晴らしかった。また、アンコールには「翼をください」と「ドレミの歌」。ドレミの歌では、大人も子供も大合唱。おまけに、私ども夫婦の金婚式を祝って更に一曲歌ってくださいました。(曲名はあとで調べることにします)

 というわけで、来場された皆さん、会が終わってもいつまでも興奮が冷めやらぬといった様子。子供たちも、出演者二人に別れを惜しんで手を振ってくれました。

 演奏会終了後、お二人と我が家で歓談。私の長男もお手伝いに来てくれたので、妻も含め5人でしばらくの間お話したのですが、お二人の素晴らしい人柄に触れることが出来、これまた本当に楽しいひとときでした。

 先日、5月11日の鳥取県米子市で開催されたコンサートでは、芸大の佐野 靖教授のお話もありました。その時の言葉を引用させていただきます。「音楽は時間の芸術である。その時間、その場所において分かち合う喜びや生の感動は、二度と体験できないものである。さまざまな世代が集い、かけがえのない時間を共有する場で、歌う喜び、聴く喜び、ともに音楽する楽しさや響きあう感動を存分に味わいましょう」