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記憶する道具 -生活/人生ナビゲータとしてのライフログ・マシンの誕生 |
クリエーター情報なし | |
エヌティティ出版 |
「日経パソコン」を読んでいたら面白そうな本を紹介した記事が目に留まりました。
<生まれてから死ぬまで、人間はさまざまな経験をするが、いつでも思い出せるわけではない。多くはその記憶を一度も思い出すこともなく消えていく。記憶を保管するために、人間は道具や手法を開発してきた。日記を書く、或いは写真を撮る・・・。パソコンに代表されるデジタル技術の発達によって近年、従来とは異なる可能性が出てきている。人生の全てをデジタル情報として記憶するのだ。>以下略。(本の紹介記事)
早速、書店へ行って本を買って来ました。人間の能力(脳力か?)を補完するにはあまりあるデジタル機器。自分の脳で計算する場合とコンピューターを使って計算する場合、その差は歴然としています。記憶にしてもしかり。自分の脳で記憶するもろもろのデータ。それと比較してコンピュータで保管で出来るデータの量と質。これまた歴然とした差があります。そんなことは分かっていながら、平素全く意識していませんでした。言われてみて、あらためて思い知らされた感じです。
自分の一生涯のデータを完璧なまでに保存しようなどとはついぞ思いませんが、この著者は違うらしい。すさまじいまでの執念を感じ取りました。確かに、私にも似たような部分があります。どうでもいい写真も捨てられない。旅行、行事などで撮影したデジタル・データもほとんど残している。昔読んでいた雑誌もそのまま残している。少年時代に友人などと交わしたはがき、手紙などなど。収集癖と捨てられない性格。
自分自身、元気で動けるのはいつまでだろう。少しは身の回りを整理(この場合は捨てることか?)しなくてはと思いながら、そのような作業は一向に進みません。息子には言ってしまいました。「本、雑誌、手紙、写真、VHS,テープ、LPレコード。カメラ、ビデオ・カメラ、カセットデッキ、レコード・プレーヤーなどなど数えきれない機器。あと始末大変だろうが頼んだぞ」と。
(書斎を整理していたら、洋画のシナリオを解説した雑誌が30冊ほど出てきた。紙は大分赤茶けているものの、まだ十分読むに耐える。昔、こんな雑誌で英語を勉強していたのを懐かしく思い出す。これをデジタル化する?迷っています。)