しげるの自遊学

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楽しい自伝

2012-05-25 10:39:57 | Weblog

 安野光雅著「絵のある自伝」を読んでみました。絵もいっぱいの身のうえ話で、面白くもあり、また一寸羨ましくも思いました。羨ましいということの意味は、絵が沢山挿入されているからです。自分で「自分史」を書いている時、自筆の絵など入れたらいいなと、何度となく思ったからです。この本の内容は勿論面白いのですが、驚いたのは、幼少の頃、小学生当時のことが詳しく書かれていることです。私の場合、幼少の頃のことは、余程強烈にショックを受けたことを除いては、実はあまり覚えていないのですね。私の脳が十分に成熟していなかったからなのか、言葉を変えれば私が幼かったということなのか。

 小学校、中学校を通していっしょだった友人で、当時のことを実に克明に覚えている友人がいます。小学生時代、こういう生徒がいたとか、どんな出来ことがあったとか。私などが全然記憶にないことなどを話すので、いつも驚くばかりです。ああいうのは特殊な才能なのでしょうか?それとも余程頭がいいのかな?昔話も時にはいいと思うのですが、毎度同じ話の繰り返しではもううんざり。しかし、昔話の好きな人はいますね。

 安野光雅氏の自伝に書かれている幼少の頃の話を読むと、私の場合はどうだったろうと、ついつい幼かった頃のことを思い浮かべてしまいます。

 

絵のある自伝
クリエーター情報なし
文藝春秋