妻が10年前がんの手術をしたこともあって、当時「がん」とか「医療」に関する本を読み漁ったものです。読んだ本の大半は著者が「近藤 誠」氏だったことよく覚えています。その内容はユニークというか、通常の医療に関する本とか、医者の話とは全く逆の話が多く、大いに驚いたものです。今回の著書でも、副題に「医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法」とあり医学界の異端児の面目躍如たるものがあります。
世界一、医者が好きな日本人 風邪薬も抗がん剤も、病気を治せない 高血圧のガイドライン操作で、薬の売り上げが6倍に 等々。
病院に行けば、待ち時間1時間~2時間以上はざらで、診察は3分で終わり。処方箋をもらって何種類もの薬を受け取って満足。高血圧の基準がどんどん下がり、上が130までに下がった結果、高血圧患者にされてしまったとか。たしかに、どこの病院、どこの医者に行っても、人、人、また人です。日本の医療の水準は高い、それは確かです。しかし、それ以上に日本人はあまりにも医者に頼り過ぎかも。日本人は医者が好きだと言われても否定出来ないですね。
見出しだけを見れば、過激にも思える文字が躍っています。しかし、この本を読めば、医療の実態が理解できるのも確か。幸い私も妻も、現在は元気に暮らしており、なるべくなら医者にかからずに過ごしたいと思っています。一読の価値ありです。
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医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法 |
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