10日ほど前の新聞に興味ある記事があった。「人工知能と共生 真剣議論」という表題だった。2045年には、人工頭脳が人類の頭脳を超えるだろう、という予想があるのだそうな。あと10年、元気で生きられるかどうかも分からない自分にとっては、あまり縁のない話にも思えるが、これは30年も先の話ではないような気もする。科学者などの間では、45年頃までには、人工知能が人間の意志を介さず、生活や仕事など、社会のあらゆる分野の企画や設計、生産などを自律的に行うようになることも予想されるとか。
人工知能、ロボット、人の心。 (TheWave出版) | |
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話は変わるが、私の趣味のひとつに囲碁がある。町内にも同好の士が何人かいて、月に2回くらい集まって囲碁を楽しんでいる。私も時々顔を出して参加しているのだが、いつも負けてばかり。なんとか汚名挽回を図りたいと、時々、パソコンの囲碁ソフトと対戦することがある。たかがパソコンなどと侮ると、これが大変に強く、最近は中々勝てなくなってしまった。囲碁ソフトも学習して次第に強くなるとか。
ことほど左様に科学の分野での進歩が著しいなかで、人類は相も変わらず無益な戦争に明け暮れ、復讐が復讐を呼ぶ連鎖の状態が続いている。一体、人類というのは本当に万物の霊長に値する賢い生き物なのだろうか。