枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

波動を感じたこと

2008年10月05日 | Weblog
 この木の傍に、白い衣服を着た女人が佇んでいた。挨拶をしたら微笑をかえしてくれた。開店前の店内の掃除に、気ぜわしい思いで取り掛かる。あらかた終わる頃にオーナーや料理人が出てくる。するとその人は居ない。

 また、店内においてある観葉植物の異変に気づいた。なんという植物かは知らなかったが、葉の緑がはらはらと落ち、木というか枝だけになってしまった。ああ、そうか。あれは木の精霊で、助けてもらいたくて姿を視せたんだ。

 どうりで誰に聞いても首を傾げるし、あげくに奇人扱いされたんだな。この時点で、1週間は経っていたが、前にも増して木に触り、自分の波動を送り込んだ。ネットで調べると、『ジャックと豆の木』というらしい。

 それが色白の抜けるような美貌で、小柄な儚げな女人に視える不思議さには、あまり深く想い至らなかった。奇跡が起きた!!木に葉が茂りだし、なんと薄緑の蕾をつけた。

 思わずよかったねえ♪と抱きしめてしまった。花は数日して咲き、その芳香はすばらしく上品で、かつ心を酔わせた。たまたま外食した先にもその木があって、花が咲くのは、めずらしいこともわかりびっくりした。

 花を咲かせてくれたのは、きっとお礼の気持ちだったんだと、朝の掃除をしながら「ありがとう」とつぶやいた。ところがこれには強い暗示があった。それに気づいたのは、彼女が亡くなって、4ヶ月後だった。

『ジャックと豆の木』は、彼女が最後の力をふりしぼって、発していた波動であったのだ。ずっと、ずっと心の奥深くで、わだかまる想いとなって沈んでいた思念だ。

 その木の不可解な出来事は、その後2回起きた。またその間に、瑞光が視えたり、諸々の邪念が飛び出してくるのもわかった。

 そこはとある事件で(営業停止)発覚して辞めたが、恐怖以外の何者でもなかった。あの場所の居心地の悪さはなんであったのか?また人の心が色で現せるならば、どす黒い塊が立ち上がる。その塊があちこちに視えて足が震えた。

 Sさんの月命日はできるだけ、墓前にぬかずく。もっと早くに、枇杷の効能を知っていたら、叶わぬまでも少しは痛みを和らげられたかも、と後悔の念に陥る。

 今日は昨夜からの雨で心が清められていくようです。
 
コメント
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