枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

タイトルへの思い込み

2008年10月03日 | Weblog
 書籍を購入する時の基本は、好きな作家である事。
 ついでタイトルに惹かれて好きになる事も必須。

 特にジャンルには拘りが無く、わりとなんでも読む。
 コミックも然りです。

 復刊して欲しい題名というか、作家の筆頭は、水野英子氏ですが、彼女自身も、生原稿を出版社に紛失されているらしい。

『星のたてごと』の中にもそういうのがあって、絵柄が極端に違うのがわかる・・・物語の筋は変わってないのだから、まあそれでいいわけなんですが、私的にはなんかこだわっちゃう。

 ほとんどの作品を持ってはいるが、雑誌の付録であったのは、いつの間にか捨てられてしまっている。
 確かにうず高く積んでいれば、邪魔にもなろう。

 個人的な価値観の違いだなぁ。
 初版本や、高値がついても売る気はない。

 単に読み返したいからであるが、何度繰り返しても、ため息がでるストーリーの面白さであろうか。
 ヘリオトロープの花も、この香りも色も、彼女の作品から知った。
 寒さに弱い花で、10月になったら、室内に取り込む。

 枇杷の花芽の塊が出始めると、昼間は野鳥の百舌がけたたましい。
 夕方から夜半にかけては鹿の鳴き声がする。

 まるで、秋の虫の交響楽団を遮断するように、空気を切り裂いて響く。
 野笛、と言うか秋の黄昏時の態を思い描く。

 夜空も、宵の明星の金星が輝きを放ち、月のないこの時期を星月夜とよぶ。
 エチオピア王家の王も、王妃も姫も、大熊と小熊の親子も、プレアデス姉妹、ヒアデス姉妹も、それらを追いかけるオリオンも、華麗なる世界へと誘う。
 
コメント
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