枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

春風に

2009年02月12日 | Weblog
 天気は週末、下り坂らしいが、春の陽射しをそこはかとなく感じます。木々の芽が硬い皮を被ったままですが、オオイヌノフグリ(和名は星の瞳)が道端の日溜りに咲いていました。蝋梅は、とっくに咲いて終わりました。白梅や紅梅が待たれます。

 東風吹かば、というくらいですから、東風のなんとやさしい、暖かさでしょうかしら。心の中まで、綺羅キラン、と光り輝くようですね。夜空には、金星の煌々たる輝きが、依然としてしています。ダイアモンドなら、一体何カラットなのでしょう?燦然と光りを放っていて、目が眩むようです。

 勤務先の施設が、新築になって訪問者が絶えず訪れます。従って、いろんな場所の掃除が行き届かずで、ため息が出てしまいました。自分の家も同じな所です。ご近所が遊びに来てくださっている、と思えばいいのですが、硬い頭ではなかなか反応しません。

 自分の力不足を思わないではいられませんです。思考すると同時に、行動できればいい、のですがね。一瞬考えて、動いていますね。最悪です。それと他の人と、歩調が合わせられないこともあるよ。ちょっと自信が遠のきました。

 庭の鉢やら、地植の木々が、新芽を徐々に膨らませて、背筋をぴんと伸ばそうとしている。枇杷の木には、花が咲いて終わった後に、結球した物がちらほら見えている。これが自然に落下していき、幾つ残るのであろうか。中にはまだ、花の咲いているのもある。香しい匂いが、風に吹かれてきた。

 寒肥で糠と鶏糞は納得してくれるが、塩というのがどうも不思議らしい。でも、実際やってみると、ほんとうに効いてくるんだ。塩には、殺菌や甘味を促す効果もあるよ。少しだけでも試してみてね。球根もたくさん、青い芽を見せて、欠伸を始めているよ。

 午後のまどろむ一時をなんだか楽しんでいるみたい。ほら!おしゃべりが聴こえてきませんか?春って、ほんとうにワクワクしちゃいます。キャンデーズの3人娘の歌声と、キュートな彼女たちの姿が浮かんでくるようです。

 青春真っ盛りのあの頃は、GSの全盛期だった。昭和は遠くなりにけり。ですわ。明日が来るのが待ちきれないような乙女チックで、夢見る夢子さんなのでした。心ここにあらず、で空想ばっかり楽しんでいるような、漫画家志望の子でした。

 当時、彗星のように現れた、新人漫画家に、谷口ひとみさんという方がおられました。たった1作しか描かず、この世を去りました。私は、この作品を忘れたことはありません。

 美人になりたい、と願いながら叶わぬことと想っていた少女も、随分にひねて年を重ねました。いつかその名の椿を植えたいと、それだけは実現しました。

 我が家の庭の白い椿です。
コメント
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