枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

訂正箇所

2009年02月09日 | Weblog
 日記の、源氏物語のところ。桐壺ではなく、藤壺の宮です。訂正してお詫び致します。紫式部さま。あの世で苦笑しておられるでしょうか?失礼いたしました。

 源氏物語は、田辺聖子のを読みました。他の方々のも沢山あるのですが、どうにも読み難く眠くなっていくのですから、困ったものですね。

 物語の活字の良さは、自分の思う時に開いて読めることですが、子ども達を育てている時期には、ゆっくりする暇も無く、精神的にも辛かった頃です。その時に印象深かったのは、灰谷健次郎・兎の眼と太陽の子です。とても強烈な印象で、人間であることの意味に悩みました。

 兎の眼、映画では壇ふみさんが主演です。太陽の子は、NHKでテレビ放映されました。主人公は覚えていませんが、母親役は中村玉緒さんで、父親役は井川比佐志さんです。

 そこから灰谷作品を片端から読み、どうしてもご本人に逢いたくて、公演に駆けつけました。誰憚ることがなかったら、きっとあの胸に飛び込んいたと思います。

 ご本人を前にして身体中が震え、差し出した手を握って貰えた時には、滂沱の涙が止まりませんでした。大好きな灰谷健次郎の温かさはわすれません。
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梅への想い

2009年02月09日 | Weblog
 奈良がすきである。以前は、御薪能や阿修羅像を見に、通っていた。京都より奈良の方がしっくりくる。万葉植物園の万葉集の歌に、立ち止まりつつ園内を周り、奈良公園をそぞろ歩きし、薬師寺や新薬師寺、入江泰吉写真館まで行った。

 興福寺の阿修羅像が最も興味深く、藤原不比等にひどく惹かれた。コミックでもその時代の話が好きで、ほとんどを所持している。魔物類や、陰陽師など、心にひっかかってしまう。

 坂田靖子が好きなのも、人間の微妙な心の動きを、漫画で描く世界の様に、体験や経験を感じてしまうからだ。正倉院は、外からしか見たことがないが、特別展にうまく休みが遭えば、一度は行ってみたい。

 月ヶ瀬梅峡はちょうどこの時期に訪れ、小雪の舞う中を歩いて周った。馥郁とした梅の香りに満たされて、宇宙に浮かんでいるようだった。以来近場の梅園に必ず出かける。我が家にも梅を植えてある。これが少々変わっていて、初めは紅梅だったのが、いつの間にか、白梅と紅梅に分かれて1本の木に咲くようになった。

 なんとも不思議である。桜が嫌いなのではなく、単に梅の方が好きなのである。『ガラスの仮面』の紅天女も、紅梅の精であるから、惹かれる所以であろうか。源氏物語に、光源氏が、桐壺との元服の別れに、その朝一番に咲いた白梅を手折って訪れ、切ないほどの心で訴える。この件が好きだなぁ。

 春や春、梅一輪のあたたかさ。小林一茶の句も、優しい思いを抱かせる。一茶自身は、幸せとは言い難い人生であったらしいが、俳句の歌には世の中に負けたくない思いがみえる。私が、男であったなら、梅一輪のあたたかさを感じれる女性と生活したい。でも心の底には、一本筋が通っているような、芯のある人がいい。

 でしゃばらずさりげなく、機転の利く人間。自分でもそうありたいのです。人の話を盗み聞きして、平然としている人にはなりたくないな。七瀬が言っていたっけ。予知能力はいらない!普通でいいの。そうだね・・・。なんでこんな力があるんだろうね。誤解も受け易いし、精神の錯乱を招いてしまうよ。

 心って見えないことが、どんなに相手を傷つけているか定かではないもの。そうなることがわかっているから、出ていくのがおっくうなの。極力避けてしまう。

 今日も、実技の終了間際に、ちょっとした体験をした。二人で組んで、お互いを癒す、ということだったが、私にはそれが効かない。他の人だったら気持ちがよくなるのが、却ってバリアーを張り巡らす。

 相手の人が可哀想であった。ごめんね、kさん。講師の一人に訳を言っても、むろん見えないし感じはしない。これが見えれば、私の持っている力を知って驚いたであろう。

 ここで、枇杷茶を飲みはじめた人が増えました。枇杷のことを知ってくれただけでもいいのです。でも、その気になってくれたことはとてもうれしい。研修に行って、数人でも体調が変わってくれればしめたものです。真実を告げてあげるにも、みんなの前では言い難い。かと言って、知らぬ顔もできない。要は、本人のする気を待つのみです。Yさん、○秘のメルアドを教えたいのですが、連絡ください。

 我が家の白枇杷の苗です。1本は、芋虫に根を食べられて、遭えなく枯れてしまいました。残りの1本ですが、鉢植えで持ち直しました。今年も白枇杷を買うかなぁ。種はうまく漬かっています。
 
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