枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

夏日

2010年05月03日 | Weblog
 暑いですねぇ。今日の10時の温度が27℃でした。汗ばむ気温にもお、ぐったり・・・。先日までの寒さは何処に行ったの?謎が疑問の雲を呼んで、雪を降らせたのかなぁ。ほんとに立春から春分過ぎて、近間までの間の寒かったことといったら。その中ほどは急に温かくなって、すっかり体調を崩したもの。原因は睡眠不足からきたのです。

 睡眠不足は、胃腸をやられます。即ち、食べ物がほしくない。体が疲れ果てているのに眠れない。つまらないことばかり考える。でもその時には、一生懸命なので、そういった要因には気づかない。悪循環になっていくのですが、ぶっ倒れるまで張り詰めている。これが危ない。気づけば体力、気力の衰えに愕然としてしまう。

 いかんなぁ・・・。それでも枇杷葉茶を飲んでいたから、この程度で済んだのです。そうでなかったら再起不能ですね。で。思うのです。太陽は必ず昇って来る。とか、嵐や雪の日があっても、春は廻ってくるんだよね。って、考えてひたすらその日をじっと待つ。慌てず騒がず耐えている。内面では、感情を抑えていて、外面に至っては、笑顔で接するのです。しかし、これが疲れるの。我慢の限度を越えてしまう。

 枇杷葉の効き目は、実に様々な効果があって、その個人差も大きく分かれるのです。性格の違いもあります。知人の中には、重症のときだけに活用して、その後はとんと飲まない。とか言う。また、私をすっかり当てにして、材料をあげるから処理して。と言う友人もいまして。まあ、こっちも薬草を頂くので、無碍にもできませんので、やってあげます。この友人とは腐れ縁ですので、極たまに会って、何処かしらに行く。

 友人とは、趣味が全く違うので、コンサートに行くのでも、落語を聴きに行くのでもありません。況してや、図書館に行くなど期待はずれで、単に花が好きだけです。お互いの生活をしながら、チョイ悪道中を続けています。時々会うから、いいのでしょうね。以前は、毎日のように(仕事で)会っていました。私も友人も約束事は、プライバシーには踏み込まないのです。

 ホトトギスの鳴き声を聴きました。♪卯の花の匂う垣根にほととぎす早やも来鳴きて忍びね漏らす夏は来ぬ。田ごしらえをしながら、畦に石垣から垂れていた白い花は、とても佳い匂いがしました。吸い蔓の花の蜜を、蜂や蝶と吸いながら、遊んでいた頃に還っていくよ。野いちごの花も咲き始めて、緑と白のコントラストの見事さには、息を呑むような美しさがあった。両親に、手伝いをしないと怒られながら、イタドリを採り、駆け回っていた。

 あの頃には、何をするのも手作業だった。そしてしなければならないことが多く、多忙を極めていたのに、時間はたっぷりあったように思う。今は、特にすることはないのに、時間が限られ、気忙しいのは何故だろう。何かをしていると、あっという間に時が経つ。これは年を重ねてきたということか?そう言えば、体もゆっくりなように感じるよ。

 枇杷葉茶を沸かして、残っていたお茶で、冷蔵庫と床の掃除をした。汚れていないようでも、手垢がついているね。雑巾が黒くなって、びっくりしたよ。枇杷茶で掃除すると、手荒れがないし、艶が出てくるんだ。体の中も同じように、綺麗になっているのだと思える。枇杷葉茶の色が付いたら落ちないけど、染色にはいいらしい。ワイン色に染まるのだそうですよ。瀬戸内海の島で、そういった仕事をされている方もおいでかと。

 明日には咲きそうな海棠。ちょうどこの時、平岩弓枝氏の『南総里見八犬伝』を読んでいて、玉梓の様子は、海棠が雨に濡れている風情。とあった。美人の例えである。枇杷葉、梅と芍薬に次いで、この花が好きな理由です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする