枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

成すがままに

2010年05月22日 | Weblog
 枇杷葉茶を飲用するようになって、体に変化が起きている。これまでは年中、手先・足先が冷たくて、氷のようだった。ここ数年の間に、自然に自家発電できて、温かな手になってきた。更年期の憂鬱時には、四面楚歌の状態だったのに。特に、枇杷湯は効果がある。半身浴で入るのだが、体中がホカホカと温かい。湯たんぽで眠るのもいいようだ。自分で温度調整ができるようになったのだ。これはとてもありがたい。

 牛や豚の寝床に、無農薬の珈琲のカスを入れているところがあるらしい。これはお茶葉でも同じです。これから梅雨時の対策に、是非枇杷湯で体を温めましょう。何の変哲も無いような枇杷茶ですが、お茶の持つ効果は多々あって、自然の法則にあった効き目を促してくれるのです。湿疹には、枇杷葉茶を始めとして、ドクダミ茶、桃の葉茶、柿茶も同じです。但し其々の特長がありますから、薬草辞典を調べましょう。

 枇杷葉茶は、誰にでも飲み易く、癖もなく、香りがいいのが特徴です。葉を使ってのお茶なら、寒中の時期に採取します。鋏で切っておくのもいいし、そのまま保存していても構いません。保存場所は、冷凍庫の中が最適です。或いは、ダンボール箱に、葉を枝から外して入れておきます。飲用に際して、薬缶の中に3枚~5枚程度入れて、弱火で1時間前後、煎じます。決して煮出さないでください。

 冬はポットに入れてもいいでしょう。夏場には冷蔵庫に入れておきますが、その日に飲み切ってくださいね。残った枇杷茶は、お風呂に入れたり、床掃除をしたり、決して捨ててはいけません。冷蔵庫の掃除に使うと、殺菌・漂白作用と消臭効果に驚くでしょう。自然な艶が出て、うっとりします。これは自分の体にも起きている変化です。つまりは、血管を浄化させていますから、黒ずんでいた肌がピンク色になるのです。黒子は消えませんが、シミとソバカスはなくなります。花芽茶も、種茶も同じ効果が期待できます。

 花芽茶の花芽は、12月から1月にかけて採ります。冬に咲いた花が、夏に熟れる訳ですから、実を生らすために余分な花芽をかきます。それをお茶で飲むのです。花芽の場合は、採ったら直ぐに冷凍庫に入れます。市販のお茶パックに小分けして、ナイロン袋にまとめて入れ、保管するのは冷凍庫です。蟻の好物なので注意してくださいね。

 種茶は、5月から6月にかけて出回る、枇杷の実を買って食べ、その実を乾燥させてお茶にします。これも美味しいので虫が入ります。焼酎で洗っておいて、密封しておくか、冷蔵庫で保管してください。お茶で煎じる場合には、1回につき3粒~5粒を、10回ほど繰り返して煎じます。枇杷葉茶も、花芽茶も、種茶も、飲んだ後は、枇杷湯に使うか、腐葉土としてボカシに使います。最後まで使いきって、自然に還しましょう。

 土肥の白枇杷。設置場所を間違って、枯れかけた。赤枇杷に比べて、葉の色が淡い緑。南向きよりは、北向きの方がいいらしいです。今年で7年目ですが、一向に実が生りません。
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