枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

枇杷葉を活用しよう

2010年05月27日 | Weblog
 枇杷葉の効能は、今更書くまでもないが、実に様々な使い方がある。その始めは、お茶で飲むこと。枇杷葉に含まれる猛毒の、アミグダリンは熱処理に弱い。だが、細胞を活性化させたり、血液を浄化させる働きをする。飲み始めて変化が現れ、一目瞭然なのは顔です。毛細血管がきれいになるので、クスミがなくなるのです。つまりは頭の中にも、同じ事が起きていることになります。

 脳の血管のつまりを防ぎます。また、体内を廻ることによって、細胞組織の働きの促進をします。がん細胞があると、食べてくれます。そうして消してしまうのです。但し、空気に触れると、その効果がなくなり、悪い事にがん細胞を増やします。毒は薬になり、薬は毒に変わります。使い方を誤れば、誰にも止められません。くれぐれも注意が必要です。

 枇杷葉を焼酎に漬ける方法は、膀胱炎、切り傷、擦り傷、虫刺され、痒み、滲み、ソバカス、手荒れ、水虫、田虫、剃刀負け、扁桃腺、腰痛、捻挫等、およそ効かない症状はありません。別名『医者いらず』の所以です。また痛みを取り除いてくれるので『無痛扇』とも言われます。『大薬王樹』と呼ばれるのも、処方さえ間違わなかったら、たちどころに治ってしまうからです。

 心理的な病にも、実によく聴きます。アロマセラピー効果があるのは、花芽と種です。杏仁の香りがやさしく、しかも仄かにしますから、お茶で飲まれたら、えもいわれぬ心地がします。花芽は、12月にしか採れませんし、これが育って実に生るのですから、何処のでも、と言う訳にはいきません。枇杷の実が出回る頃に買って、その種を植え、大きくします。9年すれば花が咲きます。

 花木店にいけば、苗がありますから、手っ取り早いのは、こちらでしょう。種類もたくさんあって、実の大きさや、甘さにも違いがあります。色々調べて買われるのがいいですよ。種無しもありますが、枇杷の種が大切なんです。ご注意ください。最近は、そういった絵本が出ていますから、図書館で閲覧されてはいかがでしょう。薬草辞典にも載っています。

 枇杷葉は、それ自体が殺菌作用があるので、農薬をかけないようにします。虫がこないような農薬だらけでは、食べる気がしませんでしょう。また、お茶や焼酎に漬けての、枇杷酒にはできません。病気にしているのだか、治す気がないのかわからなくなってしまいます。自然に育まれて年月を過ごしたのが、摂理に通っていて、一番いいのです。

 花芽です。実家の樹齢80年以上の大木を伐り、採ったものです。我が家の冷凍庫では、数十個残っていますが、その殆どはAさんにあげました。リエさんやりささんには、実家の近所の家のです。我が家のは、未だ採るまではいきません。長崎の茂木だけですので、淡路田中が、花芽をつけてくれれば、と願っています。成長を気長に待つしかないようです。

 リエさん。明日は白枇杷の葉と、花芽を少し持って行くね。なんだか気温が低そうですがそちらはどうなんでしょう?寒いですね。懐炉がいるかしら?
コメント
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