昨日の夕方、職場から連絡があって、勤務変更を余儀なくされる。職員にインフルエンザが出たそうで、緊急事態発生である。休みの日には、携帯は投げているので、直ぐに出られず、着信は分るが、さて何処に放っている?誰だよ、と見れば勤務先。
タイガースを聴いていたが、弁当の都合もあり下拵えにかかる。蓮根を使おうと、きんぴらと揚げ物にする。椎茸を煮付けにし、ほうれん草の卵とじは明日に。豚肉があれば、スープにするんだが、買っていないので仕方ない。素材を生かした味付けをする。
遅出勤務は、ずっと断ってきたのには、帰宅時間の遅さで、愛車の運転が怪しいからだ。夜間の視野が狭くなって、精神的にもよくないのだ。歳がいくと、朝の早いのは苦にならない。夜は、ゆっくりと過ごしたいので。まあ、一日だけと言うから了承した。
洗濯物を仕舞い忘れていないか、外に出てみると、宇宙に星が瞬く。雲が多いとは言え、惑星の光度がマイナスの輝きに見惚れる。月の傍に、木星が。その辺りには、スピカが観えるのもあって、眼が離せない。人工の輝きには厭きるが自然は雄大だ。
宇宙に憧れるのは、解からないことが多いからだが、未知であるからこそ、眺めていられる。星座の位置や、惑星の運行に興味は尽きない。金星の光度も最大になってきた。この美しい宇宙を、観上げていられる幸せを感謝。命への賛歌と贈物に祈る。
沖縄の方たちに、基地がいらない生活を。震災で避難している方々が、幸せに暮らせますように。地球に、平和が訪れるように祈る。休みの日に、自由があって、読書できることの、何という幸せなことだろう。三度の食事ができることの有難さであること。
幸せの尺度は、自分で決めることとも思える。どんな小さなことにも感謝し、祈りを欠かさずいれば、うれしいこが増える。神さま、とは命の根源・森羅万象のことと、考えている。自然そのものが神である。まぼろしの白馬の面白さに驚く。訳者は、石井桃子。
物語の基本には、深い愛情が隠れている。華美な言い方よりも、素直な言葉での表現にこそ、真実がある。作品の醍醐味には、そういった燻し銀のきらめきが伏線であるもの。読書の愉しみには、それらを見つけられる歓びもある。読者冥利に尽きるね。
夕方から、西の宇宙に燦然と輝く金星の光度が、-4.6となって、都会のど真ん中でもはっきりと観える。木星も南側にあって、その美しさに心が踊る。昴も冬の大三角も、未だ充分に楽しめる。こんな素晴しい宇宙を、観られる幸せに感謝しつつ帰宅した。
長崎茂木は、最初に植えた枇杷葉。枇杷を買って食べ、鉢に植えておいた。気づかぬ内に花芽がついて実が生った。