枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

蝶道

2018年08月02日 | Weblog

 休日の暑さと無風にめげて、水遣りをしていたら、黄たて揚羽蝶が飛んでいる。先日にも見かけていたが、卵の産み付けに夢中で、かなり長い間旋回していた。柑橘類に通草が巻き付いて、探すのに右往左往していたのだ。日高隆敏さんが、蝶道があり、通る順序も決まっていると書かれていた。

 自然の掟には、人智を超える不可思議さが潜んでいるが、災害時にはそれがよく分かる。最近は、山師が消えて、山林を守のは、国土交通省とかであり、熊の出没も絡んでいるので、自由には入れない。従って、山の土は固まらず、地面は軟らかくなって、崩壊が起きるのでは?とも思えてくる。

 古里の山々にも異変が起きて、両親や祖母が丹精込めて耕していた畑や、手入れをしていた山が、雨や月日で崩れ、無残な姿をさらしている。人間が入って農耕をしていれば、ここまでの荒れ様は防げたのにと胸が痛む。百姓の苦労は並大抵ではない…祖先の想いの欠片は、兄等には届かず。

 生き物の棲む地球には、ありとあらゆる命がうごめくが、人類は都合勝手な理由で、それらを支配してきた。人間が生きるためと言うが、では物言わぬ相手なら、何をしようといいのだろうか。戴きますや、ご馳走さまへの言葉を、想い至っているのだろうか?人類だけが偉いのでも命でもない。

 はり灸さんから、柑橘類の詰まったゼリーが届いて、早速に取り出して冷やす。今朝、口にしたら爽やかで美味しかった。自然からの恵みを大切にしている、農家の栽培もあるんだと知る。我が家の庭にもあるが、卵の孵化用としている。いろんな方法があっていい。枇杷葉のお陰と有りがたさかな。

 暑さに慣れて来てはいるが、風があるのとないのでは、少しばかり気持ちも違う。水遣りをしたら、風が渡って来る。蒲団を仕舞うのに外に出たら、心地よく感じられる。木陰が涼しいのに驚く。それにしても、夏の風物詩の夕立が来ない。地面を覆い家々には冷暖房が設置されては、出番がないのか。

 すばるの行動を見ていると、実に涼しい場所への移動をする。陽射しを避け、それでいて風の通る所に居る。温度に依っては膝に乗るが、この暑さには来ない。野良猫の予防に、網戸にメンタムを擦ったら来なくなった。網戸を破られても、すばるが怪我をしても困る。枇杷葉エキスで手当ては出来る。

 爪が剥がれたので枇杷葉エキスを、傷口に浸してやったら、隠れて舐めていたようだが、暫くしたら治っていた。人間にも効くが、猫にも有能らしい。本人は元より、猫も医者嫌いなので、枇杷葉は誠に有難い。休日にも枇杷葉の焼酎漬けを当てているが、痛みが少ない。介護は激務が当たり前なのだ。

 昨年は、たくさんの孵化が見れたが、今年は長雨にやられたようだ。新たに孵化するといいが。

 

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