明け方、余りの寒さに震える。地球の環境維持が、不可能になっている。気温のコントロールが出来ないのだ。冷房を寒いくらいにまでして、不釣り合いな温度を保つ。窓を開けて風を入れれば、気持ちの好い季節に、人工的なことで済ます。生き物の身体は元より、地球にとっていい筈がない。
枇杷葉の枝に、たわわに熟れる実である。明日は休みなので、収穫できる。佐藤さとるさんが、我が家の枇杷を、顔中を笑顔で食してくださったことに感謝し、偶然からの出会いであったにも拘わらず、贈れることがうれしい。お元気でいらした頃が偲ばれ、娘さんの話に胸が篤くなる。有難い。
今年の枇杷は、今までで最高の味がするが、庭に植えてから早18年経つ。上の孫が産まれる前で、4歳の時には花芽が付いていたのだ。数年は、鈴生り状態が続き、少ない時期もあったが、塩と糠だけで育てて、やっと成果が出たもの。サリーやシローにも送りたい想いがあるが、無理だろうなぁ。
市販品には、見かけは劣るものの、他所で聴いた限りでは、我が家の味は最高。お金のある人等であれば、糸目をつけずに何処かで買えるだろうが、不思議な空間での枇杷には及ぶまい。でも哀しいかな、連絡の方法はなく、心で念じて祈るだけ。シローさんの身体が良くなりますようにと想う。
タイガースの単なるファンでしかないので、ここに書くしかない。そういったパワーは、何かで何処かで繋がっている、と信じてもいるが。マスコミに嗅ぎつけられても迷惑なことだし、自分の想いを曲げられるのも厭だ。静かに目立たないことが条件でもある。ノアの箱舟は、幻の如く近寄る。
人類がしてきた数々の過ちは、今更悔いても元には戻らず、況してや洪水が起きても、ノアの家族だけが生き延びるとは限らない。邪悪はものの存在も、同時に漂ってしまうし、光には影が、陰には光が視えるが。
旧暦では皐月で、こういった天気を五月晴れと言う。雨であれば、皐月雨、五月雨とも云う。五月雨を集めて速し最上川。有名な一句も浮かぶ。この豪雨がやってきて開ければ梅雨明けであり、本格的な夏本番となるのが、例年の季節であったが、ここ数年は、予測もつかない情勢で、災害も多い。
秋口になったら、傍に来て離れない。毛布を出して敷いてやったら、丸くなってしまう。