枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

夕月・・・

2017年05月31日 | Weblog

 暮れ行く宇宙の、中天より西に傾く辺りに、五日月が懸かる。薄墨まではいかず、薄紫の帳を背景にして、淡く昇っている。家々は声さえもせず、静まり返った風景に、一昔前の家族を偲びおりぬ。月の所在を観、自然の賜物に感謝。

 揚羽蝶の幼虫が、残り1匹となる。今朝も、じっと見ていると、お腹が空いているんだ、とばかりに蜜柑の葉にかじりつく。揚羽の幼虫に、声が聴こえたのか?あの複雑な眼で、じっと見られると、やや慌てふためく。束の間の客であるよ。

 枇杷葉の実の育ち具合が気になり、袋の上から触ってみた。順調に大きくなっているようで、やれやれと安堵する。釣り鐘草が咲き出し、挿し芽の紫陽花も、花をつけた。これは白で、図書館の方にもらったのだが、3年掛かるんだね。

 花瓶に、不注意で折れてしまった枇杷葉の枝を挿しているのが、その二つまでは落下し、残りの一つが育っている。枇杷葉も再生力が強いので、挿し芽でも増える。普通には、種からの発芽がいいのだが、管理すれば幾らでも増える。

 北側には、種をそのままにしたのが、10本余り育っている。これは、既に10年は経過しているが、移植していないので、木丈は20cmである。今年、急激に伸びてきて新芽もつけている。我が家の枇杷葉の種ではないが、効果は同じ。

 枇杷葉の種類も、長崎茂木、淡路田中、房洲田中とある。偶然に集まったものだが、これに白茂木もある。未だ発育が悪くて一向に伸びない。白枇杷は大きくなって、今迄で一番実をつけている。剪定をするのも、育ち過ぎを防ぐのね。

 尤も、余り高くなると、作業自体が難儀で、段々に上がれなくなるから、低いのがいいのだ。精々、3m程でしていないと、袋掛けにしんどくなる。友人は、袋など掛けないと言い、知人には頼めない。苗床作業と重なって来てもらえない。

 薔薇も見頃を終え、秋に向わせる。薔薇自体は、夏の時期に咲くと言うか、暑い時期の花である。白いのはこれからが出番であり、蕾も付いている。水遣りに気をつけていれば、蕾もつくだろう。温室がないので、暑い頃が綺麗です。

 枇杷葉の花芽に、一日どっぷり浸かっていると、心身ともに心地好い。これを摘んで冷凍保存して、花芽茶で飲む。


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