夜間撮影についての考え方
今日は、夜間撮影について二、三考えて見たいと思います。
実はこの「灯りまつり」を見に行きながら写真を撮影するには、どんな機材を用意するか考えました。これは誰でも考えることだと思います。
何分にも夜の暗い場所?(実際は行ってみなければ分りません)での撮影ですから、先ず三脚は絶対必要ですね。カメラはどんなものが良いか、コンデジ?デジイチ?レンズはF値の出来るだけ明るいもの、ストロボ、はあったほうが良いか、ISO感度は、など考えました。
結果今回は撮影が目的でなく{灯りまつり」を楽しみながらの散歩。ということに割り切りました。
先ずできるだけ身軽にしたいということから、三脚はなし、手持ち撮影を前提として、ISO感度を上げても十分な画質が得られるカメラとして、一眼レフカメラニコンD200に決め、F値の明るいレンズをと思いましたが適当なものが無く、手持ち撮影を前提に手振れ防止機構付き18~200ミリズームレンズF3.5~5.6をつけました。
とにかくこのカメラ一台で気軽に出かけることにしました。
夜間撮影には撮影意図にあわせた機材を選ぶことが、写真の出来上がりを左右することになります。(事前にロケハンが出来れば一番良い)
写真は昼間のように明るく写っていますが実際は薄暗くなっていて、人の顔がどうにか判別できるくらいの明るさです。
私の主義として写真撮影には出来るだけフラッシュを使わないことにしています。何でもかんでもフラッシュを使う人がいますが、出来た写真は自然感が無く面白味のない写真になります。
自然な様子を出すには ノーフラッシュが一番です。
写真はISO感度を800にセットし、シャッターは1/30秒くらいです。人の動きが少しぶれていますが、かえって実感が出ていると思います。少々明るすぎで実際の風景とは違っているのが、私にとってこれは失敗作です。理想的には見た目の明るさに写すことです。
左の写真はノーフラッシュでごく自然な感じが出ています。右の写真はフラッシュ一発、不自然な影が出たり、被写体のやわらかい立体感が失われています。
フラッシュは、どうしても確実に写しておかなければならない場合のみ使用するというのが、ベストではないかと私は考えています。
ニコンD200 AF-S ニッコール18~200ミリズーム F3.5~5.6 ISO800
絞優先 F3.5 1/30秒 露出補正 -1.0 RAW 撮影