この写真は35ミリ(35ミリ換算)くらいのレンズで撮影したものです。花の形が悪いので良い作例とはいえませんが、撮影の仕方として見てください。35ミリくらいのレンズは現在では標準系レンズとされています。
標準系のレンズは穏やかな癖の無い描写をしますが、望遠レンズ的、広角レンズ的表現ができる優れものなのです。昔のカメラには発売時に必ず50ミリ標準レンズ付きとして発売されていました。その他、F値が明るいことも優れていた要素の一つです。
写真のように出来るだけ主要な被写体に接近し、主要被写体を大きく強調しながらバックを広く取り入れ、絞りを絞り込みむとバックにもある程度ピンとが合い、主要被写体のある情景とか雰囲気などがより良く表現されます。つまりこの写真は広角レンズ的な使い方をしています。
この写真は標準50ミリくらいにセットして撮影したものです。撮影に仕方としては上の写真と同じことですが、絞りを開放にしてバックをぼかしています。それにより望遠レンズで撮影したような効果が出ています。
ニコンD200 AS-Fニッコール18~200ミリズーム F3.5~5.6 上 35ミリ(35ミリ換算)
下 50ミリ(35ミリ換算) ISO100 上 F22 1/30 下 F3.5 1/500秒