200ミリ F5.6 1/250秒
写真構成のフレーミング(構図)について考えてみましょう。フレーミングの整った写真は見やすく、その人の表現意図がはっきりと見えてくるものなのです。
写真は主題になる花を左下に置き、奥に数個の花を副題として、主題の花を囲むように配置し、ぼかしています。
これにより主題の花がより引き立って見えますね。
200ミリ F5.6 1/250秒
写真は3個の花を使って縦位置の構成になっています。主題になる花を手前に、2番目の副題になる花は少し左に寄せ、3番目の花は主題の花と同じ線上に置き、花をくの字状に配置しています。奥の2つの花をぼかすことによって、主題の花を強調しています。そして奥行き感も表現されています。
また、花をくの字状に配置したことで、目線による動感が写真の上に感じられるようになっています。
200ミリ F8 1/125秒
写真は2つの花を使って構成しています。今度は主題になる花を上に置き、副題になる花を下に置いています。
上の花の重みを下の花が支えるといった形になっています。
フレーミング(構図)を整えるということは、主題になる被写体の位置、それを引き立てる役目の副題になるものをどんなものを選ぶのか、それをどのように組み合わせるか、副題をぼかすのかぼかさないのか、とにかく色々な要素があると思います。
要は主題をどのように引き立てるか、を考えてフレーミングをしなければ、良い写真は出来ないといっても過言ではないと思います。
ニコンD200 18~200ミリズーム F3.5~5.6 ISO100 RAW撮影