遠くにある2輪の花を見つけました。この二つの花を生かした写真を撮影することにしました。この条件ではレンズは当然望遠系の焦点距離を持つものを選ばなければなりません。
手持ちのズームレンズで最長の200ミリ(35ミリ換算 300ミリ)を使用しました。望遠レンズは被写界深度が浅くボケやすい特徴があります。手前の花にピントを合わせれば奥の花はボケてしまいます。
そこで、ピントを手前の花に合わせ、被写界深度を深くするために絞りをF22まで絞り込みました。
二つの花にピントが合い、遠景はボケて花が引き立ち、味わいの或る写真になりました。
もう一つ、この写真は、望遠レンズの特徴である遠景を引き付ける効果もあり、奥の花が手前の花の大きさとあまり変わっていないということです。短焦点レンズでは、奥の花は小さくなってしまい、遠くに離れていってしまいます。
ニコンD200 AS-Fニッコール 18~200ミリズーム F3.5~5.6 200ミリ(35ミリ換算)
絞優先 F22 1/30秒 露出補正 -0.7 RAW撮影