撮り方色々

写真は、残堀川添いの桜の遠望だが、何処となく遠近感に乏しく平板な感じがする。

手前に残堀川の水をを取り込んで見る。
手前に菜の花や水が入る事によって遠近が出た。
それに残堀川の水の少なさも表現された。
写真の出来は良くないが、遠近感を付けるにはこのような方法もあると云った一例だ。

土手の桜を遠くにあるものまで入れて広々とした感じと、桜が土手沿いに続いていることを表現した写真。

同じ場所だが、手前の桜を大きく取り入れ桜の花の豪華さを表現したもの。
写真としては下の写真の方が迫力がある。
共に土手の石垣が奥まで続くことから遠近感は良く出ている。
主役になる物は出来るだけ目立つような取り込み方をしたい。

脇役の桜は暗いバックに小さく取り込み、主役の花は大きく手前に置くと言うこんな撮り方もある。
右奥の遊歩道を歩く人物の添景も画面を引き締めている。
奥行き感も十分だ。

水仙が咲いていた。
単に水仙だけでは面白みがなく、バックに桜を入れ込んで撮影。
水仙をきっちり描きながらバックをぼかすことで奥行き感を出す。
右の写真はやや遠めの撮影。
奥の桜も比較的はっきりと見える。
水仙に当たる光の関係で、左の花は立体感があるが、右の花は光の当てり方がフラットで立体感が無いのが惜しい。
花のアップもきれいだが、その花が咲いている環境の表現もして見たいものだ。