おお、音楽のことを書くのは久しぶりや~。
口に関することではあるが、食べ物のことばっかし
書いてきてしもた。まぁ、口卑しいから仕方がない。
さてカウボーイソングってのが好きである。その一ジャンルとも
いえるのがヨーデル。
ご存知だろうか、日本ではセント・ジョセフ出身の歌手、
ウィリー沖山。インドとのハーフだよ彼は、とミッキー安川に聞いた。
横浜バンドホテルに最後まで踏ん張ってた。
彼がヨーデルを歌い始めると、カメラが揺れて、出演者がドドド…と
ズッこけるというのは、「オレたちひょうきん族」のギャグだった。
さてこのヨーデル、ドイツのアルプス地方や
オーストリア・チロル地方で、伝達のために使っていたという。
それが転じて、民謡に使われるようになった。
それが移民によって中西部やアパラチア地方に伝わったのが、
いわゆるカントリー音楽におけるヨーデル。
ジミー・ロジャースのヨーデルがその代表格であるな。
スイスのヨーデルのようにコロコロ回したりしない。
どちらかというと、鼻歌みたいなイメージかなぁ。
ロジャースから、引き継いだビルモンロー、
そしてピーター・ローワンへと受け継がれている。
カウボーイソングでコロコロまわす、本格ヨーデルの第一人者が
エルトン・ブリットである。
この人の「Chime Bell」というヒット曲をラジオで聴いて、
ぶっ飛んだ。何処の誰かも知らなかったが、
クライマックスの高音のロングトーン…その間にインストで
藁の中の七面鳥や茶色の小瓶などがメドレーで入る。
着飾った男女がクルクル回るような映像的なシーンが浮かぶ。
それから、ヨハン大公のヨーデルなど、かなりヨーデルは聞いた。
エルトン・ブリット、スリム・ホイットマン…
カウボーイソングのヨーデル、改めて聴いてみたい。