ひさびさに赤井英和座長の芝居が大阪松竹座で始まった。
「泣いたらアカンで通天閣」。坂井希久子原作、わかぎゑふ脚本・演出。
わかぎさん演出では、かつて織田作之助の「わが町」が赤井の佐渡島他吉で上演され、
それなりに評価があった。 個人的には再演を熱望するもの。
赤井君に稽古の進捗状況を聞くと、それなりに良いホンになってそう。
あとはチケットがどこまで動くか、先輩後輩・友だち仲間にも緊張がはしった。
ひさびさの座長公演、これ入らなかったらキビシイ。
赤井が新世界の場末のラーメン屋主人。そのしっかり者の娘に三倉茉奈。
他、大阪の役者、噺家、元OSKのトップなどが脇をかためる。
笑って、ほろっと泣ける、人情喜劇。 どちらかってぇと、苦手な世界ではある。
徹底的に笑わせてカラッと締めるのが一番いいと思うからだ。
ゲネを見せてもらったが、これが舞台装置。 ミニチュアに見えるかもしれないが実寸。
このラーメン屋「三好屋」を載せた盆が回り、場面が転換する。
その都度、通天閣が移動する。
ゲネの舞台。三倉茉奈ちゃんと、曾我廼家八十吉さん。
初日前日、楽屋前。 役者それぞれののれんが掲げられ、楽屋花が次々に届く。
初日にはこんな具合に…。 花が一本も届かない役者はどうするんだろう。
自腹切ってでも配達させるだろうな。 見栄があるもの。
赤井くんの楽屋も、化粧前の準備が整った。
あとは初日の幕が開くのを待つだけ。
幕が上がる・・・。
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