京都府城陽のいちじく農家・KITAさんのいちじく。車飛ばして行ってしまった。上のは小さいのがあったり、不揃いだけに安くして頂いた。宅配便で送るのはまだ硬い未熟なものを送る由。
KITAさんとはテキーラ・サーキットのライブで、一回会ったっきりで、mixiのシンジケートつながりである。彼はいちじくを見て、キラリと光るヨメの目とヨダレを見逃さなんだ。「本当にお好きなんですねぇ~」。ホントは樹から自分でもいで、その場で皮をペッと捨ててかぶりつきたかったんだって。野生の猿か!
雨天だったので、これでも味が薄いのだという。カラカラの晴れが続くと味がぐっと凝縮して甘さが増すのだという。永田農法のトマトみたいなものかな。野菜も果物も厳しい状況に置くと味が濃くなるという。甘やかすのはダメらしい。作物もガキも。
帰宅するや、いちじくは皮をむき冷蔵庫へ。こうして熟れるのを止め、タッパに入れ、いつでもすぐ食べられるようにしておく。その作業をおとなしく遂行しているものと思えば、家人はカポ!カポ!カポ!といちじくを口いっぱいに頬張り、桃源郷をさまよっていた。こんな無茶、普段はやれぬからなぁ。
KITAさんに教わったいちじくのプロシュート巻きを作る。単に生ハムで巻いただけだが、上等なアンティパストになる。曙橋の「バックインタウン」ではこうしてメニューに加わっているそうだ。ちょっとレモンを絞ってもいい。もちろんいちじくにごまペーストで、和の前菜にもなる。
もったいないんだけど、熟れた一部をジャムにする。食感を残したいのであんまり煮込まない。コトコト煮立てていると、ピチャッとはねてアチチとなるらし。レモン汁で安定させる。甘さもほどよく、パンに塗ると朝からごっつぉになる。ほんじゃ、ワタシが珈琲をガリガリやるか…。
しかし、料理になるとまた別ですね。プロシュートでいちじくを撒いていただくと「なぜか生ハムといちじくがこんなに合うのか」と思ってしまうほど上品な味わいになりますね。
この前、和歌山のシエスタというパスタを中心としたイタリアンレストランで偶然にも、イチジクをプロシュートで巻いた前菜が出され、旨い、うん旨い」と食べたのを思いだしました。
美味し~い!
ジャムは毎年よくやりますが、今年は天候が良いのでみんな売れるので、ジャム用が全然残りません(^^;
味が薄いときは少し砂糖をいれることもあります。
仕上げに防腐剤がわりにレモン汁を入れると良いようです。
>ジェリーさん
和歌山も産地なので目を付けるお店が有っても不思議ではありませんね。