いや久々でありまする。FaceBookなどに時間がとられてしまい、
双方立てるのは大抵ではありませぬ。
ただFBとは公道過ぎて好き勝手な好みに走りにくい。
ひとの反応を見るというか、「いいね」が気になったりしていけねぇ。
好きなことをほざくblogに帰りたいと思う。 ぼちぼちね。
ってことで、おでんなんてのはどうでぇ。
北区豊津の「常夜燈」。
ここのおでんのだしがスゴイ。
天然鯛の頭、羅臼昆布、カツオだし、ヒネ鶏ガラスープ、
白味噌、隠し味に白醤油…
鯛は天然だけに焼いたりせず、そのままで臭みなど出ないらしい。
しかも、強火でグラグラ煮返すのが伝統的、大阪のおでん。
扁額には、ゆかりの人物、森繁久彌の筆文字。
書というより、デザインだなぁと感慨をもらした人物、安藤忠雄。
このすぐ近くに事務所を構え、しょっちゅう利用されている様子。
二代目主人 池永伸さん 82歳
並の82歳ではない。かくしゃくとしたお姿。肌艶、長命の眉毛。
昼のおでん定食。 好きなものを4種類。
豆腐・焼売・大根・厚揚げ…いうことなし。
うっすらと色づく茶めしは固めに炊いてある。
おでんのだしをぬっかけてサラサラと仕上げるのがオツ。
お初天神にあり、満州から引き揚げてきた大阪人、森繁久彌が
よく通ってきて、「これはかんとだきなんかやない、かんさいだきや」と
言ったことから、ここではずっとかんさいだき。
森繁久彌はすごい役者だが、「佐渡島他吉の生涯」のVTRを
見ると、才気走り、知恵のある人物に見え、一介の俥引きに見えなかった。
歌を歌わせても、筆を取っても、しゃべりも、元アナウンサーだから、
とにかくマルチな人物だったから仕方ないのだがね。
キタにありながら、どこかミナミっぽさのある店。
おやじさん、おかあさん、いつまでも。
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