フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

桜の開花と鯛のアラ煮

2010-03-22 | 日記

今日は朝からいい天気なので、付近を散歩した。

近くの桜並木のソメイヨシノはポツポツと開花し始めていた。めっきり春めいてきたことを実感した。この分だと、来週末は満開になるかな。来週末は、私のいる町会で花見会を催しているので、ピッタリのタイミングだ。

家のシモクレンも満開で、窓越しに見ていると、ヒヨドリがやってきた。花の蜜がおいしいらしい。

散歩の後、近くの「ニトリ」へ買い物に行く。ケトルと雪平鍋が古くなったので、新しいものを買うためだ。行ってみると学生やサラリーマンの新生活キャンペーンをやっていて、結構人出が多かった。

昼になったので、中央環状線を挟んで向かいにある、「大起水産」で久しぶりに、回転寿司を食べることにする。人気の回転寿司店なので、30分近く待たされた。白魚や金目鯛が珍しいので食べてみると、なかなかの味だ。

 

隣の魚売り場がいい。鮮度がよく値段も安い。妻が鯛の刺身を買っている間に、私は、鯛のアラを、1パック3切れ300円と実に安いのを買う。今夜は、鯛のアラ煮を作ってみようという気になった。

帰宅後さっそく、準備に取り掛かる。まず鯛をよく洗って、鱗を取り、塩を満遍なく振り、しばらくおいて置く。その間にゴボウをこそげて、5センチ位に切り、熱湯で軽く煮てあくを抜く。アラの塩が溶けると、アラを熱湯に入れ軽く煮てからざるにとり、水で洗い、水気を抜く。次に、鍋に水、みりん、酒を入れて沸騰させる。沸騰したら、ゴボウを下に入れ、上にアラを並べ、砂糖を入れる。水がアラにひたひたになっているのを確かめ、しばらく煮る。その後、醤油を入れて中火にし、落としブタを乗せて20分ほど煮る。これで煮詰めていく。

途中、鍋をゆすって、だし汁がアラにいきわたるようにする。だし汁が半分以下になると、アラを取り出し、さらにだし汁を煮詰める。だし汁に照りが出てきたら出来上がりだ。

器に鯛のアラとゴボウを盛り付け、だし汁を回しかける。食べてみると、なかなかいい味に仕上がった。何と言ってもアラの身が大きく新鮮なのがよい。これで原価は一切れ100円だ。外で食べると800円はするであろう。やはり、リンボウ先生が言うように、料理は自分で作るのがいい。鯛のアラ煮は「酒のあて」に最高で、身がある間は身をほつり、なくなると骨ごとしゃぶる。いつまでも飲める「あて」であるのが、またいい。