フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

要塞、大聖堂、ディナーの夕べ

2012-07-10 | ドイツ旅行

今日は、いい天気になった。ザルツブルク旧市街を堪能しよう。まずはホテルで「ザルツブルクカード」を買う。この券を持っていると交通機関は乗り放題、ミュージーアムもだいたい無料になるというお得なカードだ。
まずは、市内を見下ろすホーエンザルツブルク要塞に登ろう。大聖堂の近くからケーブルがある。もちろん無料だ。




要塞の上は、すばらしい景観が広がっている。



八ヶ岳に似たような山並みだ。



昔の大砲がすえられている。



暑くなってきたので、すばらしい景色を堪能しながら冷たいもので喉を潤そう。




城塞から降りると、ザルツブルク大聖堂に行く。丁度、アマチュアの合唱団が奉納ということであろうか、すばらしい歌声が響いていた。




大聖堂の中は、目を瞠るほどの美しさである。



モーツァルトが洗礼を受けた洗礼盤があった。



出口で、寄付金を集めていた。というより、寄付金を払わねば外に出られないようになっている。受付の人は、「ありがとうございます。ナガノから来られたのですか」と日本語でお礼を言ってくれた。それにしても何故「ナガノ」なのであろうか。大聖堂を出るとロシアから来たメンバーなのであろうか、ベースのバラライカはどしんと響いてく。



中庭の小さな公園でランチのサンドイッチを食べている側に、女の子とお母さんがいたので、記念に折鶴をプレゼントした。



モーツァルト広場を通って、モーツァルトの生家を訪ねる。絶えることのない観光客が歩いているゲトライデ通りに沿って建物があった。27のピアノ協奏曲のほとんどが作曲されたハンマー・クラヴィーアが保存されていた。




今日の夕食は、モーツアルトの演奏を聞きながらのディナーだ。



「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」「魔笛」に出てくる有名なアリアをたっぷり聴かせてくれる。



オペラが変わると料理や飲み物が運ばれてくるという流れになっていた。




たまたま同席した方たちと親しくなった。一組の方はウェールズから来られたご夫婦。もう一組は、現在ザルツブルクでピアノの集中レッスンを受けているという、ブラジルから来られている3人の方々だ。




記念写真を撮ったり、メールアアドレスを交換しているうちに、私たちが一番最後になってしまった。



レストランを出ると、真っ暗な闇の中に城塞が美しく浮かび上がっていた。