今日は朝から、頼りになる煙突掃除3人組がやってきた。台風17号と18号がダブルでやってきているのに、今日は幸運にも、いい天気になった。我が家に到着するや否や、休憩することもなく、ただちに「やりましょう!」と煙突掃除を始めるではないか。我が家の煙突掃除は去年に経験しているので、極めて手際がいい。用意していたロッドをつなげ先にワイヤーブラシを装着する。ロッドはフレキシブルなので、曲がっている煙突も楽々入っていけるのだ。
まずは、ストーブに直結している煙突を外す。最下部から一つ上の煙突を上部にスライドさせると、最下部の煙突を外すことができるのだ。
その後にナイロン袋をガムテープでくくりつける。
屋内に一人が残り、屋外の二人は、するするすると屋根に登り、煙突頂上部の蓋を外して、そこから、掃除用具を入れる。後は、ごしごしこすって煙突内の煤を落とす。
私はというと、「成程、フムフム」とただただ感心して見守るだけである。それではあまりにも情けないので、外した煙突や頂上部の蓋の煤を落とす作業をした。煙突を外した薪ストーブの上部にも煤が溜まっているので、掃除機と専用ホースを使って奇麗に掃除してくれた。
煙突掃除から出てきた煤は、去年の半分ぐらいだった。それでも、煤は溜まっていたので、やはり煙突掃除は毎年やるのがいいということが分かった。煙突掃除のついでに、屋根の庇にできていた蜂の巣もロッドを使って、落としてくれたのはありがたい。
外した煙突などを装着して、部屋の掃除をすると、全ての作業は終了だ。この間1時間弱で終わってしまった。その手際の良さに、ただただ驚くだけである。
煙突掃除が終わると、続いて「薪割りをやりましょう!」となった。薪割りをやってくれるときいていたので、昨日までに、薪小屋前にたっぷりと丸太を運んで置いたのだ。それらが、次々と割られていく。薪小屋に積んでいた薪は、ガレージ内の薪置き場に運んで積み上げる。冬を前にしてたっぷりの薪を見るのは、心がうきうきしてくるではないか。
薪小屋の下のタルキが重みに耐えかねて、折れてしまっていたので、3人がかりで、底板を持ち上げ、その下にブロックを2個挟みこむ。これで、薪置き場の耐久性が高まったのが嬉しい。
それらが終わってようやく昼食となる。その昼食も用意してくれていた。まずは、韓国風冷麺、トマトキムチがトッピングされている一品だ。
山芋のキムチがコリコリして美味しい。
次に出てきたのは「うどん餃子?」。何かなと思っていると、餃子の具にうどんを細かく切って、ハンバーグ風に焼いたものだ。これが不思議な味と舌触りだったので、「旨い!」と大好評だ。
昼食を食べると、「腹コナシをしなければ」と、またしても薪割りをやってくれた。今度は家の西側に積んでいた丸太を割ってくれるのだ。軽々とどんどん薪が出来上がっていくのが嬉しいではないか。
それを、薪小屋に運んでいくと、薪小屋は、ほとんど満杯になった。これだけのことを、ひたすらやってくれる彼らには、ただただ感謝する、ことしきりだ。
私は、その横で、炉に火を入れる。
薪割り作業が終わったら、そろそろ夕食に取り掛かろう。炉端においてあるかまどに炉の火を移し、そこで秋刀魚と焼き鳥を焼く。ほどなく、あたりは、秋刀魚の油が滴って、美味しい香りが漂ってきた。それらをアテに、いつ果てるともしれない炉端宴会が続いたが、さしもの3人組も、酔いが回ってきところでお開きとなった。