フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

奥入瀬~石川啄木記念館~宮沢賢治記念館~仙台秋保温泉 (北海道旅行 その9)

2015-07-09 | 旅行

今日はいい天気だ、暑くなる感じだ。

奥入瀬から八戸方面を目指す。一戸から九戸まであるのであろうか。

南郷ICから八戸自動車道に入り、東北自動車道に合流する。残念ながら岩手山は雲の中だ。

盛岡近くの旧渋民村、「石川啄木記念館」に立ち寄る。


啄木ゆかりの、宮崎郁雨(1885~1962)(啄木の函館時代からの親友で、啄木一家に惜しみない援助を与えた人物)の企画展をやっていた。あまり大きくない記念館だった。

若い時に覚えた啄木の歌、

「やわらかに 柳あをめる 北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに」

「ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」

などが、浮かんできた。1912年、26歳という、あまりの若さで貧窮のうちに亡くなる。

記念館の隣に、「旧渋民尋常小学校」が移設されていた。

当時はこんな建物で子供たちは学んでいたのだ。

啄木記念館に続いて、今度は花巻の「宮沢賢治記念館」を訪ねる。

こちらは、最近建て直された素晴らしい記念館だ。館内には、最近の技術を駆使して宮沢賢治の作品や経歴などが展示されていた。

「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」「風の又三郎」などを思いおこす。宮沢賢治は1933年37歳の若さで亡くなった。
会場のベランダからは、北上川がよく見える。

記念館の周りも遊歩道が整備されている。

宮沢賢治ゆかりのバラが植えられていた。

グルス アン テプリッツ 和名「日光」

 

会場を出て、北上川の「イギリス海岸」近くまで車で行った。北上川は、平坦で、なんとも長閑な流れだった。

その後、東北自動車道を走り、仙台「秋保温泉」へは午後5時に到着した。