アダージョの森の東側は、高木が鬱蒼と茂っている。その林床には、森の中でしか見られない花が咲いている。
初夏に小さな可愛い花をつけたマイヅルソウの群落。
クモキリソウ マイヅルソウの群落の中に咲いている。蜘蛛切草、とも雲霧草とも呼ばれている。
面白い形のラン科の花だ。蜘蛛のような足が出ているとも見えるし、森の中に浮かぶ雲か霧のようにも見える、ということだろうか。
イチヤクソウ 梅の花に似ていて小さな花をつける。乾燥させたものが、生薬の鹿蹄草(ろくていそう)だ。
ひとつの薬草で多くの病気に効くことから、一薬草の名になったと言われている。