フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

マツムシソウ~優しい藤色の花が風に揺れる~日本固有種

2020-09-13 | 山野草

日本の秋の花は美しい花が多いが、このマツムシソウの美しさは群を抜いている。

淡い藤色の色あい、柔らかく波打つ花弁、立ち姿の良さ この花が風に揺れるとつい眺めてしまいたくなる情景だ

標高1100mの八ヶ岳雑木林では、夏の終わりから咲き始める。

マツムシが鳴く頃に咲く花ということで名づけられたが、八ヶ岳の草原でもマツムシが鳴いているのだろうか。

マツムシの鳴き声をきいてみると

 

 

学名が Scabiosa japonica とあるのは、このマツムシソウが、日本固有種だということを表している。

属名の「スカビオサ」という名前で園芸品種として栽培されるのは、近縁種のセイヨウマツムシソウ(Scabiosa atropurpurea)であることが多い。

 
マツムシソウ(松虫草)
マツムシソウ科 マツムシソウ属
学名:Scabiosa japonica
分布:日本固有種 北海道、本州、四国、九州