フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ザルツブルクへ

2012-07-09 | ドイツ旅行

今日はザルツブルクへ移動する日だ。ミュンヒェン中央駅9時27分発のRJ63号に乗車する。終着駅はブタペストの国際列車だ。車内の画面で行き先と到着時刻が表示されている。


ミュンヒェンを過ぎると車窓の風景は、広々とした牧草地となる。少し落ち着いたので朝食にしよう。電車の中でカプチーノとエスプレッソを注文し、駅で買ったサンドイッチを食べる。



ザルツブルクに近づいてくると、少しアルプスの雰囲気が出てきた。


10時58分、ザルツブルク着。



駅は立替工事中で、現代的な駅に生まれ変わりつつある。


まずは駅のインフォメーションへ。予約したホテルへ行くまでの道順を教えていただく。ザルツブルクの地図に、乗車するバスと6番目の駅で降りること、と丁寧に教えてくれた。


1日乗車券を買ってバスに乗る。バスに乗っていると向かいに座っているシスターがどこまで行かれるのですか、と親切に尋ねてくれたので、ホテルの住所を言うと、次の停留所ですと教えてくれた。モーツアルトプラーツだ。

バス停から5分ほどのところにホテルがあった。ザルツブルクの旧地区にあるホテルなので建物も室内の調度品も、アンティークそのものである。床、ベッド、窓枠は全て木でできている


ホテルの受付の対応もすごく親切、丁寧だった。ホテルに荷物を置き、早速ザルツブルクの街を歩くことにしよう。

さすがアルプスに近い街だ。街角の花屋さんにはエーデルワイスが売られていた。



市内の交通はバスのほかに、トラム(いわゆるトローリーバス)がある。


街の中からはホーエンザルツブルクの要塞がよく見える。


聖ペーター教会はロココ様式の粋を集めたすごい装飾で飾られてい。


昼食は何を食べようかと探していると、ヴェトナム料理の店を発見。ドイツ料理もさすがに飽きてきたので、入ってみることにする。ヴェトナム風うどん、フォーと春巻き、ビールを注文した。久しぶりの麺とスープが美味しい!



一番にぎわうゲトライデ通りは観光客が多い。モーツァルトの生家の下はSPARというスーパーになっているのには驚いてしまった。今日は入るのをやめておこう。広場に出てくると必ず屋台の店が出ている。

その後も待ちの中をぶらつくが、どこがどこなのかほとんど分からないままだ。

そうこうするうちに夕食の時間となった。といっても夜の7時はまだまだ明るい。カレーのいい香りがしてきたので、今度は、インド料理の店に引き込まれた。



特製のチキンカレーを食べる。辛いのが好きというと、香辛料を添えてくれた。ココではカレーライスもスプーンを使わない。


オーストリアに来て一日目にしては、食べた料理が少しおかしい気がするが、これも旅の楽しみかな。


ドイツアルプスを歩く

2012-07-08 | ドイツ旅行

朝起きると、すっきりした青空が広がっている。それなら、ドイツ・オーストリアの国境に広が、ドイツアルプスを訪ねよう。
当初は、オーバーアマガワに行こうと思っていたのだが、ムルナウで乗り換えるのが面倒になり、予定を変更して、ミッテンヴァルト行きの列車が来ていたのでそれに乗ることにしよう。ミュンヒェン発を時32分に発車した。日曜ということもあり、ハイキング客が多い。2時間ほど乗車するとアルプスの麓の雰囲気が出てきた。


程なくミッテンヴァルトに到着。


駅は今、改造中だった。


ミッテンヴァルトはヴァイオリンの村として有名だ。村の中に大きなヴァイオリンの彫り物が立っていた。


しばらく美しい村の中を歩く。バイクで来ている人が多かった。


村の中央に教会がある、


村のいたるところに花が植えられていた。


お腹が減ってきたので、公園で、ランチを食べる。その後、村を見下ろして聳えるカーヴェンデル山(2385m)に登るロープウェーに乗る。
頂上駅に着くとそこは広いカールになっていて、ハイキングコースがあった。既に沢山のハイカーが山に登っていた。

私たちも、少し歩くことにする。暑くも寒くもない快適なハイキングだ。道は整備されていて歩きやすい。


稜線に出ると、それまでは見ることのできなかったアルプスの山々が見えるようになってきた。すごい迫力である。




山道には、高山植物が今を盛りと咲いていて美しい。






カールの稜線をぐるっと回って、ロープウェーの駅に降りてきた。


ミッテンヴァルドの村が箱庭のように美しい。

頂上駅に戻ってきてゆっくりと休憩する。ビールとアイスを注文した。


その後ロープウェーで降りてきて、16時37分発ミュンヒェン行きの列車に乗った。18時30分ほどにミュンヒェン着。たっぷり歩いたので今日は疲れてしまったので食事はホテルの自室で食べることにしよう。ミュンヒェン中央駅から臨時運行バスに乗って、ローゼンハイマープラーツに戻ろうとしたら、そのバスはまったく違うルートを走って、ミュンヒェン東駅に着いてしまった。そこからローゼンハイマープラーツまで引き返す。駅のスーパーで買い物をしようとしたら、なんとスーパーは日曜日は休みだ。仕方がないので、街角のイタリアンレストランで食事を取る。注文したスパゲッティものすごボリュームで食べきるのに苦労した。


ミュンヒェン市内を歩く

2012-07-07 | ドイツ旅行

今日の朝食は日本から持ってきた白米とおこわを食べる。アルファ米だが、久しぶりに食べる米は美味しい。それに味噌汁と梅干、ひじきなど。


今日はゆっくりとミュンヒェン市内を歩くことにする。地下鉄の駅に行ってみると、なんと今日からレール補修工事が始まっていて、パージングと東駅の間が土日運休停止になっているのがわかった。


その代わりに代替バスが運行されている。代替バスの乗り場を探すのに戸惑ったが、何とか乗ることができた。まずは、マリエン広場に出る。既にものすごい人出で歩くのにも困るほどだ。百貨店も超満員なのでいかんともしがたい感じだ。何とかファーストフード店でサンドイッチを買って、ベンチで食べることにする。
人が多いのに辟易して、昼からは、英国庭園へ行く。運行している地下鉄の路線U3を使って、Giselastr駅まで行く。広い通りはポプラの並木道になっていた。


少し歩くと英国庭園の入り口に着いた。この公園もものすごく広い。


入ったところに川が流れている。その付近で、多くの市民がくつろいでいた。


日本茶室という建物の周りの池には、水鳥が群れていた。



公園を出ると道はオデオン広場に続いている。驚いたことに、今夜、将軍堂のあたり一帯で屋外コンサートの準備が進んでいた。ミュンヒェンフィルがそれに向けてゲネプロをやっていた。


曲はドヴォルザークのチェロ協奏曲だ。しばらく立って演奏を聴くことができた。その後、隣にあるエアティーナ教会の入る。屋根が高い美しい教会だった。


広大な英国庭園を歩いてすっかり疲れてしまったので、そのままホテルの戻ることにする。夕食は近くのスーパーで食材を買って部屋で食べることにする。これが、一番気楽でいい。
スーパーで巻き寿司を売っていたので、ミュンヒェンのお寿司はどんなものかとためしに買って食べる。米はべたっとしていただけないが、久しぶりのお寿司の酢の味がおいしかった。


ノイシュヴァンシュタイン城を訪ねる

2012-07-06 | ドイツ旅行

今日は、つとに有名なノイシュヴァンシュタイン城を訪ねよう。天気予報では曇りとなっているが、青空が広がっている。城は、ミュンヒェンから列車で2時間ほどのところにあるフュッセンにある。
時刻表を調べると、ミュンヒェンからフュッセンへは1時間に1本ほどある。混み合う巨大なミュンヒェン中央駅の端の方の28番ホーム、8時51分発RE57584に乗車。


座席は8割方埋まっている。途中ブーフローエで乗り換えだ。ほとんどの人がフュッセンを目指しているのか、皆さんの動きが私たちと同じだ。
車窓からの風景は、果てしない麦畑と時折の集落とが交互に現れる。


このころから空が重く曇ってきた。フュッセン着、大勢の人がぞろぞろ歩いてバス停を目指している。

バスでホーエンシュヴァンガウへ行く。ガイドブックでは、あらかじめチケットセンターでノイシュヴァンシュタイン城の入場チケットを買っておかねばならない。混み合うと書かれていたので、まずはチケットを確保しよう。確かにチケットセンターは長蛇の列だ。各国語にガイドが別れていて、私たちは、「ドイツ語・英語以外」というグループに入る。1時間後に中庭に集合してくださいといわれた。一人12ユーロだ。
城へ行くには、シャトルバスに乗るのが楽でいい。このバスも並んで待たねばならなかった。シャトルバスはマリエン橋の手前が終点。まずはマリエン橋で写真撮影をしておこう。


この橋からノイシュヴァンシュタイン城の眺めはさすがに美しい。中国人、スペイン人の方と互いに集合写真を撮りあった。さすがに世界的観光地である。残念ながら城の左側が工事中のテントと足場で覆われている。しかも空が重く、もやがかかっているので、いい写真が撮れなかった。



そこから下って城の中庭に行く。


予約した12時40分には、少し時間があった。しばらく待つと受付が始まった。


ガイド嬢に従って城内をめぐる。日本語のオーディオガイドを耳にあてる。バイエルン国王フリードヴィッヒ2世(1845年~86年)が17年の歳月をかけて建設した城の内部は豪華絢爛。リヒャルト・ワーグナーのパトロンとして「ローエングリーン」の白鳥伝説をモチーフとした室内装飾が多い。

城から見るとマリエン橋は本当に絶壁に架けられた橋だ。


城内ガイドツアーが終わってから、見晴らしのよい休憩所でサンドイッチの昼食を食べよう。
ホーエンシュヴァンガウ城




そこからは山道を下っていく。バスに乗らずに歩いて登ってくる人も多い。ドイツではどこでも犬連れの人が多い。

ホーエンシュヴァンガウに降りてくると、帰りのバス停に並ぶ。たまたま日本からパラグライダーを飛びに来ているという人と一緒になった。話しを聞くとヒュッセンで飛んでからスイスに向かうとのことだ。数人の仲間と一緒にキッチン付きのホテルで自炊していて、ドイツの物価の安さに驚いていた。
ヒュッセンに着くと列車の発車まで1時間ほどあったので、旧市街を歩く。


カフェに入ってケーキとウィンナーコーヒーを頼んだのだが、何故か、コニャックがたっぷり入っていて、酔ってしまった。


16時4分初の列車はミュンヒェン直行便だ。1等車両があったので、ゆったり座ることができた。今日も疲れてしまったので、夕食は焼き飯と白身魚のフライを買ってホテルで食べることにした。


ミュンヒェンへ

2012-07-05 | ドイツ旅行

今日はミュンヒェンへ移動する日である。朝食は早めに食べる。

 

 

 

ドレスデン中央駅発9時1分のIRE3086号に乗車。

 

座れることは座れるが、列車は混み合っていた。1等車乗車券があるので、その点は助かる。車窓からドレスデン郊外の風景が広がる。

 

 

ほとんどが麦やジャガイモの畑で、ときおり民家が出てくる。 

 

列車の中でミュンヒェンの市内交通や見学先を調べておこう。

 

バイロイトを通過してニュルンベルクで乗換えだ。ニュルンベルクの駅も大きいい。ICE535でミュンヒェンへ。14時50分にミュンヒェン中央駅に到着した。人の多さに驚く。

 

まずは、遅くなった昼食を食べよう。その後は、Sバーンに乗ってホテルのあるローゼンハイマー広場駅へ。4駅目なのですぐに着いた。

ホテル荷物を置き、早速周辺を歩く。ローゼンハイマー広場駅周辺は、下町の雰囲気だ。屋台の野菜屋さんがでている。人も多い。交差点の角はたいていがレストランやカフェになっていて、昼間から、皆さんビールのジョッキを傾けている。

Sバーンに乗って、市内中心部のマリエン広場に出る。



女性の三重奏で「リベルタンゴ」を演奏していた。

なかなかいい演奏なので人だかりができている。カンパをしておこう。 

このあたりは繁華街と言うこともあり、ものすごい人出だ。屋台の店が並んでいるところは、酒場になっていて、ほとんど満席だった。