フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

最低気温が8度に下がった

2012-10-08 | 日記

朝6時前に起きると、今朝は少し寒い感じだ。青空が広がっていて今日もいい天気なりそうだが、それだけ冷え込みがつくなる。朝6時の外気温は8度、室温17度、湿度42%。
外気温が10度を下回った。最低気温が8度を下回ると紅葉が始まると言われている。

いよいよ八ヶ岳清里の雑木林も一年中で美しい時を迎えようとしている。山々の姿も美しい。朝日でほんのり赤く染まった雲がたなびく南アルプスの峰々。

近くの八ヶ岳は、くっきりと鮮やかに、麓の村を見守ってくれている。

3連休最後の日だが、今日はどこにも出かける予定がないので、一日中雑木林の中で穏やかな秋の日を過ごした。

午前中は、フルート練習。発表会で演奏する曲のいよいよ最後の仕上げと言いたいところだが、これが、予想外に難渋しているので困る。「ポロネーズ」はまだ速いパッセージのスムーズさに欠ける。「メヌエット」は、今の自分の力量では、まぁこんなところかな、と少し満足する。

問題は「バディヌリ」、これは、困った曲だ。テンポを早くすると、指が回らない、と言って遅くすると、今度はブレスの位置が定まらない。通してスムーズに吹くのが難しい状態だ。今頃こんなことを行っていた大丈夫なんだろうか。明日からは「バディヌリ」に絞って練習しなければならない。

午後からは、雑木林に出る。森の中は、木々の葉が少なくなって少し明るくなってきたようだが、まだ薄暗い。

森を抜けると、畑の土手に白いツリガネニンジンが咲いていた。青いのが普通なのだが、これは異種かな。

その後、雑木林に戻って伐採木の整理作業をする。木を伐採するのはチェーンソーさえあれば、なんとかなる。ところが伐採した後の整理が大変なのだ。太いものは薪用に40センチに切る。中くらいのもの、細いものは、大まかに分ける。そこまでの作業を終えて、森のあちらこちらには、伐採木の山が出来上がっている。

今日はそれらを抱えて、坂を上り、薪置き場や炉の近くまで運び上げる作業をやった。これが身体に応えるのだ。それでも、少しずつロープでくくって持ち上げていくうちに、一つの山がようやく無くなった。そうすると、南側の雑木林にやや広い空間ができたのが嬉しい。今日の作業はそれに満足して終わっておこう。


新そば祭りが賑やかに

2012-10-07 | 日記

昨夜からの雨が朝方になっても弱く降っていたが、7時頃にようやく上がった。すると、びっくりするようなサイレンが鳴り響いた。何があるのだろうか。

今日は、北甲斐亭で「2012新そば祭り」がある。朝早くから関係者の方が軽トラックで会場に集合し、準備を始めた。村祭りなので、村民あげての手作りのお祭りだ。

いつものメンバーのKさん、N子さん、Sさんご夫婦、それに先日こちらに引越されてきたKさんご夫婦と私、総勢7人は、11時30分に会場に集合。いつも通り、農産物直売所では、野菜が50円で売られていたので、トマト、レタス、白菜を買った。これがずっしりと重い。都会へ出ている子供さんたちもお孫さんを連れて戻ってきているので、子供たちが走り回っていた。

続いて、無料サービスコーナーで豚汁とジャガバターをいただく。具沢さんの豚汁をすするとホカホカ暖まるし、結構お腹が膨れる。ジャガバターをアテに、早速生ビール(100円)で乾杯だ。

グランドフォンド八ヶ岳のコースにあたっているので、大会に参加しているサイクリストのなかには、何事かと、コースを外れて様子を見に来ている人もいた。

いつもなら、マスの塩焼きを食べるところだが、お腹が膨れてしまうと新そばが食べられなくなると、我慢して、北甲斐亭の入り口で順番待ちをする。30分ほどまったであろうか、7人分の席が空いて、店の中に入ることができた。

もりそば(550円)を注文。蕎麦が出てくるまでの間、もりそばとざるそばの違いについて、Kさんの話。もりそばに単に海苔がかかっているのがざるそばではなく、昔はもりそばの汁とざるそばの汁そのものも違っていた、とのことだ。そうこうしているうちにもりそばが運ばれてきた。お忙しいので、盛りつけが少し偏っているようだ。

一口蕎麦をすすると、ほんのりと採れたての蕎麦の香りが立ってきた。気持ちいいシャキシャキとした歯触り、がなんとも言えない。8月の初めに播かれた蕎麦が、一面真っ白な花を咲かせ、今日、新蕎麦となって、口に入る。田舎の穏やかで平和な生活があるからこそであろう。美味しい新そばを味わうことができて皆さん大満足だ。

マスの塩焼きのことは忘れてしまって、その後、引っ越されてきたKさんご夫婦のお宅にお伺いし、珈琲をおよばれする。今後の八ヶ岳ライフについて話をお聞きする。80歳を過ぎてもなお、元気で何にでも関心があるKさんは、引っ越しの整理がついたら、蕎麦を打ってみたいとのこと。専用の道具などはないが、一度ご一緒に習いにいきましょうか、ということになった。それからは、釣りの話、健康や食事の話などに花が咲いて、3時過ぎにおいとました。


フルート二重奏が実現した!

2012-10-06 | 人々との交流

朝は雲が広がっていて少し鬱陶しい天気だ。外気温14度、室温20、湿度43%、この時期にしては少し暖かい感じがする。

それは突然やってきた。久しい前から、一度ご一緒にフルートの二重奏をやりたいですね。とお声をかけてから、2年ぐらいは過ぎただろうか。ことあるごとに、「是非、拙宅にお寄りください」とお声掛けしてきたが、いかんせんお忙しいブルーベルさんご夫婦、なかなか実現することはできなかった。それが、上手くお二人の都合がついたと言うことで、この3連休に八ヶ岳に来ることができるようになり、今日拙宅にお越しいただくことになったのだ。もちろん、choroちゃんも一緒だ。

我が家に着くや否や、休憩をしていただくこともなく、早速「アダージョの森」をご案内する。silent gardenの入り口から入っていく。「この標識が、いいですね」としきりに感心してくれた。

鬱蒼とした森の中には遊歩道がない。自然の道がいいですねとのこと。檜林の中は巨木が多く、薄暗い。ご主人は、ふかふかしている腐葉土に感心されていた。

「アダージョの森」の最高峰まで登り、森の中を下って、元の所に戻ってきた。そこから今度は北の方へ下りていくとサラシナショウマが咲いていて、「素晴らしい!」と言ってしきりに写真を撮るブルーベルさん。


何よりのお気に入りは、コアジサイ。通称「せせらぎ」と呼んでいる水路に沿ってずらっとコアジサイが並んで生えているのを見て痛く感激されていた。次はコアジサイの咲いているときに訪れたいとのこと。

その後西側入り口に垂れ下がっている真っ赤なガマズミの実にも、注目。

ぐるっと一周してから、部屋に入っていただいて、色んな話をする。お聞きすると、ずっと昔、レインボーラインなどが通っていない時から、こちらの方に来られていたとのことで、八ヶ岳のことは私などより随分よく知っておられる。

「フルート聴かせていただけますか」と言われたので一瞬ドキッとしたが、それではと、10月20日の発表会に向けて練習している「ポロネーズ」を聴いていただいた。吹き進むに従い、焦ってテンポが速まると同時に、doubleの所で指がもつれてしまうやら、音がかすれるやら散々な出来だった。

続いて、ブルーベルさんには「タイスの瞑想曲」を演奏していただいた。最近はほとんど吹けていませんと謙遜されるが、専門的にやられていただけあり、安定した曲の流れ、ビブラートの美しさなど、さすが素晴らしい演奏だった。

続いて二重奏をやりましょうと言うことになり、これも私が演奏予定の「埴生の宿」を吹いていただいた。少し慌てたがまずまず通して演奏することができたので、二人とも大いに感激した。聴いておられたご主人からも拍手をいただいくと、それに気を良くして、「Danny Boy」「久しき昔」「樅の木」「故郷を離るる歌」「見上げてごらん夜の星を」「大きな古時計」などをご一緒に演奏した。もちろんブルーベルさんは全て初見だ。久しぶりに二重奏することができたことを非常に喜んでおられた。

今日はできなかったが、「次回一緒にやりましょう!」と「フルートマスターピース J.S.バッハ作品集」の1stパートの楽譜を預かった。これは大変なことになったが、10月20日の発表会が済んだら少しずつ練習していくことにしよう。

長い間部屋の中でいるのでchoroちゃんは少しつまらなそうな表情だ。

お土産にと武川特産「農林48号米」で作ったプリン、喜んでいただくことにして、ブルーベルさんとの初めての二重奏はお開きとなった。明るく活動的なブルーベルさんと絵の好きなやさしくどっしりとしたご主人、実に爽やかなご夫婦だ。今日は妻がいなかったが、これからどんな楽しい交流がはじまるのだろうか。


 


秋の雑木林でひっそりと

2012-10-05 | 日記

今日は素晴らしい秋晴れになった。それだけ朝は外気温12度と冷え込んできた。そろそろ、暖房の用意をしなければならないかな。

朝食前に、付近を散歩すると、八ヶ岳が圧倒的な姿で、迫ってきていた。あたりは、既に、蕎麦刈り作業のコンバインの音でにぎわっている。

午前中は、先ずはフルートの練習をしておこう。発表会まで3週間を切ったからには、○○を締め直してがんばらねば。と言っても技術がついてこないところが嘆かわしい。ポロネーズとパディヌリの運指をひたすら繰り返し練習する。これは、単調で疲れることおびただしい。

昼からは、庭に出る。昨日、白州花壇や八ヶ岳倶楽部に寄ったついでに、ふらふらと花の苗を買ってしまった。白州花壇で見た、サルビア・レプタンスが実にすらっとして美しかったのに一目ぼれだ。店員の方によく聞くと、清里の寒さでは少し厳しいらしい。それならと根元にたっぷりともみ殻を敷いておいた。

八ヶ岳クラブで買ってしまったリンドウ岩手乙女。既に庭に生えているのだが、南側花壇に、もう少し増えてほしいと思った。

植え付け作業が終わると、丁度夕暮れの日差しが庭に射しこんできた。今日は、誰にも会わず、どこにも行かず、ひっそりとした秋の雑木林の一日だった。


静かな秋の一日

2012-10-04 | 日記

昨夜からの雨が降り続いていたが、朝方になって止んだ。その後、いい天気になってきた。今日は、妻が一時帰阪する日だ。長坂高根バス停へ送っていく。大阪行きのバスはほぼ時刻通りやってきた。

オギノで食材を買わねばならないが、開店まで少し時間があるので、白州道の駅へいってみよう。白州道の駅は丁度開店したところだった、新米5キロを2500円で買う。ついでに白州花壇も覗く。店はすっかり秋の雰囲気になっていた。

続いて、近くにある八ヶ岳グリーンサービスの樹木を見る。夏ハゼが真っ赤に紅葉していた。この店は色んな雑木があるので、見ていて実に楽しい。ウメモドキ、大きなハウチワカエデ、アズキナシなど、欲しくなってくる木が、所せましと置かれている。

しばらく見てから、来た道を戻ってJマートへ寄る。店の入り口は秋の雰囲気だ。

このころになると、日差しがきつくなってきた。薪ストーブの天板に錆びが入ってきたので、それを落とすブラシなどを買う。その後、きららで食材を買う。これからしばらく一人暮らしなので、自分の好きなものを買おう。

帰り道に、八ヶ岳倶楽部へ寄る。久しぶりだ。平日の昼間なのでさすがにお客さんは少ない。八ヶ岳倶楽部で一番好きな、中央にあるカツラが少し色づいてきたかな。

八ヶ岳倶楽部を出て八ヶ岳高原道路を走る。あたりは紅葉が少し進んできているが、赤い橋はまだ見ごろではなかった。アダージョの森に戻ってきて荷物を降ろし昼食を取る。食後、庭を散歩すると南側の栗の木は沢山の栗の実をつけていた。

その後、フルートの練習をする。陽が斜めになってきて、部屋の中に射しこんできた。

夕食は、手巻き寿司にする。先に風呂に入って汗を流してから食事の準備だ。と言っても、ご飯を寿司酢と混ぜ、刺身を用意するだけで出来上がりだ。手間がかからず美味しいのがいい。これからしばらくは、秋の一人暮らしを堪能しよう。