平成21年2月8日(日) ~ 9日(月) 1泊2日湯河原の旅
お宿 「山 翠 楼」 湯河原温泉郷 (湯河原駅ホームより)
素敵なお部屋と露天風呂の一部
長い間の風邪にすっかり弱腰に、もう治れ無いのでは と前向きになれずにおります時に、友人から嬉しいお誘いを頂きました。
「貴女らしくないわよ。 に出かけましょう。」
久々の外出に重い腰でしたが、両日とも に恵まれ、ツアーとは異なったのんびり二人旅。
宿泊した 「山翠楼」 は翠濃い箱根山麓の自然に囲まれた奥湯河原に建つ、純和風数寄屋造り。湯葉料理の素敵なお宿でした。
見上げれば箱根連山、眼下には山懐に抱かれた湯河原温泉郷。雄大な自然を満喫出来る展望露天風呂 に心ゆくまで楽しむことが出来ました。
夢のような をいただき心から感謝申し上げております。
本当に有り難うございました。
<奥湯河原の散策>
に恵まれました一日、おしゃべりを楽しみながら、ゆっくりと2カ所の散策を楽しみました。
不 動 滝 万葉の歌碑(佐佐木信綱選)
(1)不動滝(パンフレットより)
湯河原駅より奥湯河原、不動滝行きバス不動滝バス停下車(乗車時間約20分)
落差15mながら水量は豊か。滝の左側には身代わり不動尊、右側には出世大黒尊が祭られています。
◎不動滝(ふどうたき)では1931年桜井欽一博士によって湯河原沸石が発見されました。
不動滝では発見された湯河原沸石は、伊豆半島で最も古い新第三紀湯ヶ島層から発見 されています。
沸石は、湯ヶ島層が露出している藤木川をさかのぼり、奥湯河原、湯河原浄水場、蛇態橋 の附近でも発見されていますが、ここでは他に
◎濁沸石◎モンデン沸石◎剥沸石◎菱沸石などの沸石が産出しています。湯河原沸石の産地は、湯河原温泉の泉源とほぼ一致して いる点、沸石は温泉と密接な関係があると考えられます。
(2)万葉公園(パンフレットより)
湯河原駅より奥湯河原、不動滝行きバス落合橋下車(乗車時間約12分)
うっそうと茂る樫、椎の木からこぼれる陽光、川のせせらぎ、野鳥のさえずり。この公園は森と水の公園として人々に親しまれています。
駅より2,9km、車で9分。温泉街の中心にある万葉公園の中には、数多くの万葉植物が植栽されています。
万葉時代の古代建築を模した万葉亭、万葉集の中でただ一つの出湯を詠った歌碑、国木田独歩碑等があります。
万葉の歌碑 (佐佐木信綱選)
足柄の土肥の河内に出づる湯の世にもたよらに子ろが言はなくに
この歌は、温泉のこんこんと湧き出している様を詠ったもので、万葉集4,500首の中にただ一首しかないその一首が 「あしかりの土肥の歌」 として湯河原温泉を詠んだものです。
なお、この歌碑の原文は、竹内栖鳳の筆によるものです。(原文は「湯河原ゆかりの美術館」に展示されております。)