今年も多くの皆様にお訪ね頂きまして心から感謝を申し上げております。
皆様、本当に有り難うございました。
2010年歌い納めの紅白歌合戦も始まりましたが、お若い方の歌が多くて理解できません。
紅白は最後の時間を楽しむことに致しまして、教育TVの 「年越しクラシック」 にチャンネルを変えております。
特に 9:25“クラシック・ハイライト2010”小澤征爾こん身の一曲を楽しみにしております。
皆様どうぞ佳いお年をお迎え下さいませ。
紅白歌合戦開幕 司会者の皆様
ベートーベン・交響楽第9番 合唱音楽の権威・リリンク77歳入魂の “合唱”
小澤征爾さんの迫力あります指揮に感激
紅白に於ける小林幸子さんの名物衣装
戦没者遺児による慰霊友好親善事業20周年記念洋上慰霊参加者の決定 (通知)
この度の通知に祈りの日々でしたが、おかげさまで 「選考基準に基づき選考の結果、貴殿にご参加いただくことに決定いたしました」 と頂きました。
12月5日〆切、全国300名の参加者に予想以上の応募者が有りましたことに、選考に時間を要しますと伺っておりました。
しかし、参加不参加の 「決定通知は年内に有り」 に毎日ポストを確認して落ち着かない日々に12月28日(火)日本遺族会から大きな封筒が投函されました。
開封するまで 「ドキドキ」でしたが、おかげさまで参加者の一員に加えて頂けますお知らせをいただきました。
ホット致しますと同時に関係各位の皆様に感謝を申し上げておりますところでございます。
昭和19年10月27日 海軍最後の激戦地レイテ沖海戦に 「鳥海」 乗員960名の戦友の皆様と遠くレイテ島沖に眠っております父に様々な想いが蘇って参ります。
平成23年3月5日 (土) ~ 16日 (木) 11泊12日の長旅に備えて、先ず健康管理に努めたく心を新たにいたしました感謝の日でございました。
父が960名の皆様と運命を共にしました 「鳥海」
包装にも
この度千葉県君津市にお住まいの H様からご丹精されました 沢山の自然薯 を頂きました。
幼いときに祖父が掘っているところを見て、その大変さが解っておりますだけに貴重なお品にとても感激致しました。
最初は 「藁」 と 「竹」 を組み合わせたプロ並みの包装に産地の方から購入してお届け頂いたのでは と。
直接御礼を申し上げたくお電話をさせていただきましたところ、H様ご本人がご丹精され包装も勿論ご本人様のお手製と伺い ました次第でございます。
H様のお話に、栽培にはご自身の山の 「赤土」 が自然薯を美味しくすると伺いました。
恥ずかしいことに今までは皮を綺麗にむいてから 「とろろ汁」 を作っておりましたが、それでは風味が損なわれますと 「ひげ根の除去」について初めて知ることとなりました。
「自然薯のひげ根を手で抜いたり、ガスレンジの遠火であぶってちりちり焼きます。
多少残っていても気にしないで、大まかにむしったら後は水洗いしてそのまま摺ってしまいます。
あまり細い 「ほず」 の方まで摺るとアクが強く出てしまいます。少しでも混ぜてしまうと、全部にアクが回ってしまいますので注意しましょう」 と。
「とろろの味噌仕立て」 も初めてのお話しでした。
味付けはみそ汁よりも少し濃いめに、「醤油仕立てより美味しいかも知れませんよ」 とお話し頂きました。
又、 「藁」 はお正月の注連縄に使用する特別の物と、昔ながらの伝統文化にも懐かしくお話しをさせて頂きました。
頂きました 「藁」 は、来春 「みょうが」 の根本に施すために大切に保存します。
貴重な食材に貴重なお話しを頂きまして誠に有り難うございました。
~消化吸収を助ける効果~ (HPより)
自然薯に含まれる消化酵素アミラーゼの働きが、胃の消化を助け、更に栄養の吸収効率を高めます。
~疲労回復 滋養強壮の効果~ (HPより)
自然薯に含まれるビタミンB1が疲労回復に効果がある他、乳酸を燃焼させる肝臓や脾臓の負担を軽減させるなどの効能があります。
また、若返りや老化防止に効果がある成分が含まれている事が確認されています。
そして、自然薯を食べることで気力を充実させる効果もあると言われています。
ご厚意に感謝をして拙い歌ですが
自然薯を掘りたる祖父の困難を知りゐて賜り物に感謝す
藁と竹巧みに編みて自然薯を包めりその技まさに芸術品
自然薯のひげ根を遠火でチリチリと焼きてそのまま擂るがよろしも
「とろろ汁」醤油味より味噌味が旨しと聞けば味噌味に食ぶ
平成22年12月 靖国神社社頭に掲示された遺書
大阪市出身 海軍飛行兵長 硲 榮次 様 (19歳)
昭和18年12月28日 ビスマルク群島方面にて戦死 合掌
「立派な死を遂げます」 とお母様に宛てた 「遺書」 をご紹介させていただきます。
大空に生き
大空に死す
これ男子の本懐なり
最后に一同様の御壮健をお祈り致します。
母上様 榮次より
とてもお若い青年の 「遺書」 を拝読致し、残念 の他言葉がございません。合掌
12月16日に行われました「全国戦没者遺族大会」に参加しましたおりの下記 ↓ 決議事項を真剣に受け止め、戦争の悲惨さを後世に語り継いで参りたく気持ちを新たに致しました。
1.世界の恒久平和を目指し、戦争の悲惨さを戦後世代に語り継ぐこと。
2.総理、閣僚などの靖国神社参拝を推進すること。
3.国立の戦没者追悼施設新設構想を断固阻止すること。
4.慰霊有効親善事業の充実、急務である遺骨帰還事業などを拡充強化すること。
5.戦後政治を総括し、真の保守政治の回帰に努めること。 など他8項目
今号にも全国から鎮魂の歌が寄せられましたのでご紹介させて頂きます。
お目を通して頂けますれば幸に存じます。
浅かりし夫に仕へし日もわづか顧み佇む君恋しさに 角田市 妻
靖國の鳥居くぐりてしみじみと父に会へしか逝きたる母よ 甲州市 遺児
比島よりの夫の手紙を読みをればこんなにも吾を思ひくれしかと 御前崎市 妻
戦争の哀しき歴史思ひつつラバウル湾を一人散歩す 富士吉田市 遺児
転進の父はいづこの島にをるらん横須賀気付のたよりの届く 青森県 遺児
軍服の叔父に抱かれし幼き日写真を見れば涙あふれる 青森市 遺族
悲しきは帰らぬ父を待ちて居し親子四人の終戦忌めぐり 大阪市 遺児
国難に殉ぜし兵らの御遺骨は今も恋ふらむ祖国の土を 静岡市 遺族
黄金なす瑞穂の重き豊の秋日本の米を御霊に献ず 篠山市 遺児
父恋ひて六十五年母姉も疾うに逝きわが黒髪も失せり 名古屋市 遺児
彼岸会に野菊手折りて父の墓三十一歳に戦死給ふ うきは市 遺児
戦死者の妻の現況調査しぬみなみな逝きて身辺寒し 常滑市 妻
この度は私の歌を紹介できませんが、11月の紙面ですでに年間10回の掲載をしていただきました。
22年度1年間に掲載されました回数を調べましたら 10回 3名、 9回 2名、 8回 1名でした。
中でも 年間8回の掲載 のお方は、 常滑市の妻 の立場のお方でした。
卒寿を迎えてお出でのことと思いますが、お元気なお姿を拝察させていただきとても嬉しく存じました。