平成21年10月靖国神社社頭に掲示された遺書
長崎市出身 海軍少尉 松尾 勲様 (24歳)
昭和19年10月27日 比島方面にて戦死 合掌
10月は10日護国神社秋季大祭を初めとして、千葉市・千葉県戦没者追悼式が挙行されました。
遺族の高齢化に伴い参列者も年々減少傾向に有りますが、私達は過去の悲しみを記憶し、戦争の悲惨さと、散華されました尊い犠牲を風化させる事のないように語り継ぐ
使命がありますことと改めて考えさせられました。
今号にも全国から鎮魂の歌が寄せられましたので、ご一読頂ければ幸いに存じます。
新聞の天気図に先ず夫ねむる温州沖見たり命日の朝 横手市 女性
七十年まりへて書棚より出できたる兄の遺稿の 「上海戦記」 城陽市 男性
戦死せし父の日々見し青き海をわれを窺ふごとく鳥飛ぶ 青森県 女性
散華せし父の部隊の戦友会今年のつどひ最後となりぬ 南相馬市 男性
吾が集落(さと)に八人の戦争未亡人ひとり残りゐし母も逝きたり 出雲市 女性
若くして国に捧げし命をば悼みつ歩む靖国の庭 静岡県 男性
黙祷の一分間に還らざる夫の無念が改めて湧く 諫早市 女性
礎石とは永遠に朽ち去ることぞなし国に殉じし兵も 篠山市 男性
慰霊の日真夏日となる沖縄へ思ひを馳せて一日鎮もる 名古屋市 女性
戦死せし父の記憶のなき故に夢にも出てこず六十余年 うきは市 男性
沖縄の平和の礎記念碑に触れる指先心がしづむ 京都市 男性
身罷りし遺児三人を偲びつつ亡父追慕のレイテ班の旅 千葉市 私 51首め
2000年フィリピンへ慰霊巡拝に参りました男性遺児三名のお方が昨年次々にお父様のもとへ旅立たれました。
レイテ班は16名の少人数グループでしたのでお声もかけやすく、年一回各県持ち回りで亡き父を偲びながら親睦を深めて参りました。
本年は山梨県が幹事を務められ、富士山5合目まで 登山を楽しみましたが、懇親会ではお仲間を失った悲しい思い出に終始しました。
同時にお互いの健康を しました。
九段短歌へ投稿から満5年を迎え、おかげさまで9月15日号を持ちまして50首の掲載を頂く事が出来ました。
戦死の父は私にとっては永遠の恋人です。今後も全く知らない父親を偲び、歌を詠み続けて参りたく存じます。
10月15日号からは6年目に入り、51首の掲載はでしたが、おかげさまで掲載していただきました。
とても嬉しく51首めと記してしまいました。
前期の部 「書道会場」 (千葉日報より)
会 場 = 千葉県立美術館
会 期 前期 ・・・ 日本画 ・ 彫刻 ・ 書道
10月17日 (土) ー 25日 (日)
後期 ・・・ 洋画 ・ 彫刻 ・ 工芸
10月29日 (木) ー 11月8日 (月)
※毎日 9:00~16:00
※前記・後期とも最終日は16:00まで
千葉・県民芸術祭の中心的行事 「第61回県美術展覧会 (県展) 」 が10月17日から開催されております。
前期の部におきまして、書道の先生の作品を初め、恩師の彫刻の作品 ・ 友人 ・ 知人の作品を鑑賞させて頂く機会に恵まれ、
秋 のひとときを心豊かに過ごすことが出来ました。
書道の部 先生方の作品より
彫刻の部
恩師 平戸美和子先生の作品 「彫刻会場」
平成21年10月21日(水) 於 千葉県文化会館
この度、戦争犠牲者の冥福を祈る 千葉県戦没者追悼式 が執り行われました。
参列した遺族ら関係者は悲しい歴史を繰り返さないという決意を確認し合ました。
資料によりますが
●日清戦争以後の千葉県の戦没者 57,248名
(日中戦争以後ですと、約52,000名です。)
●一般戦災死没者 1,320名
平成21年度の千葉県戦没者追悼式の参列者数
●遺 族 約1,000名
●来 賓 約 100名
●市町村職員等 約 100名 合計 約1,200名
犠牲になられました尊い多くの御霊に心からご冥福をお祈り申し上げます。 合掌
当日は に恵まれ、千葉県内から遺族関係者 1000名 程の皆様が参列されました。
千葉県警察音楽隊の演奏が流れる中、千葉県健康福祉部長の開式のことばに始まりました。
続きまして千葉県知事 森田 健作様 による 礼拝、式辞、黙祷 を戴きました。
森田 健作知事 は初めての参列でしたが、慎重な面もちで登壇され、「戦争の悲惨さと平和の尊さを次の世代にしっかり伝え恒久平和の実現に努力していくことを
誓います。」とお言葉を述べられました。
追悼のことば
千葉県議会議長
千葉県市長会代表
千葉県町村会代表
遺 族 代 表
遺族代表 は野田市在住の 芝田 栄太郎様
お父様が戦死されましてから家業のお仕事に日夜努力されましたお母様のご苦労を語り、「恐ろしい戦争を二度と繰り返させてはならない」と力強いお言葉で結ばれました。
式の終わりは、森田健作知事を初め、来賓、各市町村代表の遺族代表による 献花 を捧げ閉式となりました。
22日の讀賣 ・ 千葉日報の各紙面の何処にも千葉県戦没者追悼式の記事が触れられず、戦後64年遠くなりました戦争の事実を風化させてはならないと新たな悲しみを覚えました。
千 葉 市 戦 没 者 追 悼 式
平成21年10月15日(水)
於 千葉市市民会館
「思い出のことば」 長田 松代様
先の大戦にて尊い命を落とされました4200余柱のご冥福を祈る千葉市戦没者追悼式が千葉市消防音楽隊の皆様による演奏が流れる中、厳かに執り行われました。
式典には、熊谷市長様を初め、市議、県議、国会議員、母子推進委員、民生委員のご来賓の皆様、遺族関係者約400名が参列いたしました。
式典は2時開始、式次第に添って進行されました。
式 次 第
1.開 式 の 言 葉 千葉市保健福祉局長
2.国 歌 斉 唱 ( 一 同 起 立 )
3.拝 礼 ( 一 同 起 立 )
4.黙 と う ( 一 同 起 立 )
5.式 辞 千 葉 市 長
6.追 悼 の こ とば 千 葉 市 議 会 議 長
千葉県遺族会会長
千葉市遺族会会長
千葉市戦災遺族会会長
7.思い出のことば 遺 族 代 表
8.献 花 市長・来賓・遺族代表
9.献 詠 千葉市役所吟詠会
10.お 礼 の こ とば 遺 族 代 表
11.閉 式 の こ とば 千葉市保健福祉局次長
熊谷俊人市長様式辞より
千葉市では昭和 27年 以来、追悼式を挙行し、先の大戦で尊い一命を国難に殉じられた戦没者 ・ 戦災死没者の御霊前に進展止まない市政の現況をご報告申し上げるとともに、
平和で明るい社会の建設と郷土繁栄への決意をお誓い申し上げ、ひたすら御霊のご冥福をお祈りいたして参りました。 (中 略)
私達は戦禍の悲惨さを忘れてはならないと思います。
日本・千葉市の繁栄は戦没者の犠牲と遺族たちをはじめとした先人たちの努力によって成し遂げられたことを忘れてはなりません。
次世代のその繁栄を受け継ぐために最善を尽くして参りますことをお誓い申し上げます。 (後 略) とお言葉を頂きました。
遺族代表 「思い出のことば」
今年の遺族代表は千葉市花見川区にお住まいの長田 松代様でした。
お遺骨は沖縄に永眠しておりますと語られましたが、3年程前に発見されました軍事郵便
戦地から父の愛100通 ~ 60余年後に知る ~ (先月の9月2日のブログに紹介済)
に思いをいたしながらお心強くはっきりと述べられました。
お母様がお元気の頃は沖縄戦友隊の慰霊祭にも参列されたそうですが、生き残った隊員の皆様も高齢化に勝てずに会も解散に、お母様も96歳を迎えられ、施設の御世話に
なっておりますと、お父様からのお手紙をもっと早く発見してお母様とお父様のお話をしたかった、残念の一言ですと。
何時の日かお父様が両手を広げて、お母様に 「ご苦労様だったね」 と迎えにくることでしょうと。そうであることを願わずにはいられない。
地球上の何処かで、今日も戦いをしている人達がいるけれど、戦争は絶対にやめてほしい。
人としての尊厳を失い、多くの人々を苦しめる。そして何もかも失う戦争は絶対にしてはいけないと思う。と述べられ参列者の多くの皆様がハンカチを目にしておりました。
会の終わりは千葉市役所吟詠会の皆様の 「献詠」 を有り難く拝聴させていただきました。
弔 慰 式 (寺岡弥三郎)
庵然夢の如く 幽明を隔つ
定めなき人生 限りなきの情
骨肉親朋 皆席に列し
拈香三拝して 泣いて声を呑む
亡き人を 終いの別れと弔えど
心は消えず ありし面影
金州城外作 (谷口廻瀾)
父は明君に奉じ 子は親に奉ず
我来って憑弔し 涙痕新なり
金州城外 秋深き処
坐に憶う 斜陽馬を立つるの人を
遺族の皆様も高齢化が進み会場の空席が目立ち、一抹の寂しさを感じておりますが、幸いにも天候に恵まれ、追悼式が無事に終了致しましたことに千葉市関係者の皆様に
御礼を申し上げます。
前日の 大 に開催が心配されましたが 10月4日 (日) 無事開催の運びとなりました。
社体の役員の皆様は早朝、5時半頃より運動場に砂を施したりして準備にご尽力下さいました。
8チームの地区出場選手、応援の大人・子ども会の皆様が大勢参加して、秋 の佳き日、健康的な汗を流しながら親睦の輪を広げることができました。
わが町内会は20年振り 3位入賞 の健闘に参加者一同惜しみない を贈りました。
楽しかった一日を写真で追ってみました。
わが町内会の応援席 (右側) 輪踊り (炭坑節と千葉踊り)に参加しました
可愛い学年別リレー選手の力走
年代別リレー出場選手 元気いっぱい年代別リレー選手の力走
「ボール送り競争」に挑戦する選手の皆さん
水 夏希さん 公演のご紹介より
水 夏希さんについて http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E5%A4%8F%E5%B8%8C
雪組 男役トップスターとしてご活躍の憧れの 水 夏希さん の観劇の機会に恵まれました。
後輩と申し上げるには勿体ない話ですが、同窓生と知った3年前からご活躍に心から を贈り、お目にかかれる日を待ち望んでおりました。
友人のおかげで今日の佳き日を迎えることができました。
開幕のご挨拶に始まり、素晴らしい歌声、踊り等々に、惜しみない声援と、益々のご活躍をお祈り申し上げながら幸せな一時を過ごすことが出来ました。