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大賀ハスについて孫と学ぶ

2017年04月29日 19時53分41秒 | 未歩ちゃん

大賀ハス発掘から発見の経緯、開花の経緯(千葉市花の情報館より転載)

1948-1949年(昭和23-24)元・東京大学総合運動場(当時、東京大学検見川厚生農場 = 落合遺跡)で慶応義塾大学の調査団によって丸木舟を3隻と、オール6本が発掘され、ここは「縄文時代の
船だまり」と推測した。

1951年(昭和26)3月、植物学者・大賀一郎博士(1883-1964)は、地元の花園中学校の生徒たちと共に遺跡を発掘調査した。
3月30日、花園中学校女子生徒(後に西野真理子さんと公表される)が千葉市検見川(花見川区朝日が丘町)、地下約6メートルの泥炭層から最初にハスの実1個を発掘した。
更に4月6日、2個のハスの実を発掘し、発見したハスの実は、合計3粒になった。

ハスの権威者大賀博士は、それらの年代を明確にするため、ハスの実、丸木舟の一部などをシカゴ大学へ送って年代分析・鑑定を依頼した。 
その結果、それらが弥生時代(約2000年前)のものであることが判明した。

 1951年 (昭和26)3月大賀博士は発見した3粒の発芽を試みたが、2粒は失敗に終わり、5月、残りの1粒(花園中学校の西野真理子さんが発見した)が発芽に成功した。
1952年(昭和27)7月18日、早朝、現在花見川区畑町の 伊原 茂氏宅(醤油製造業)の庭で、ピンク色の見事な花(古代ハス)が咲いた。

 1953年(昭和28) 8月5日、千葉市弁天池に移植し、4~5本が開花した。
 1954年(昭和29) 6月8日、千葉県天然記念物に指定された。
以来、大賀ハスは「世界最古の花」として、海外でも大きい反響を得た。
その古代ハスは千葉県千葉市千葉公園から日本各地をはじめ、世界各国へ根分けされ、友好親善を深めている。
なお、大賀ハスは、1993年(平成5年)「千葉市の花」に制定されました。

過去のブログですが、参考までに 「大賀ハスを観る会」 を楽しみました  をご紹介させて頂きます。

孫の小学校4年生の社会科の教科書に「大賀ハス」についての記述がありました事に嫁ぐまで過ごしました故郷の貴重な出来事でしたので、孫との会話を広げたく、2000年前のハスの種が発見され
ました東京大学のグランドまで孫と二人、平成29年3月23日(木) に見学に出向きました。
東京大学のグランドから丸木舟が発見され、船底についた跡が「ハスの種」に違いない!との大賀博士のお考えから昭和26年、寒さの残る早春から私の先輩でもあります千葉市立七中後に千葉市立
花園中学校と校名変更の全校生徒による「ハスの種を探す作業」が開始されたのでした。
当時、私は千葉市立畑小学校5年生の春休み中でした。
春休み中でもありました事に小学校から歩いて30分の現場に毎日毎日見学に行ったことが蘇ります。

故郷の大切な思い出として泥炭層から発見された丸木舟、最初の1輪が咲いた「伊原醤油屋さん」の家、当時のおじさん、種を見つけた女生徒の話、等々が孫の教科書に掲載されておりましたので
とても懐かしく思い出しました。
孫のおかげで教科書に学ぶことができましたので教科書の写真、および私が撮影しました写真をご覧いただきたくご紹介させて頂きます。

先ずは記念碑のある場所
 
             JR新検見川駅下車から間もなくの表示                       記念碑は東京大学検見川総合運動場の一角に

 
      千葉市花見川区畑町「大賀ハスの種」発掘地の近くです            「大賀ハスの種」発掘地の看板が(残念!汚れていました)

 
         丸木舟が発掘され後にハスの種が発見された場所に昭和39年7月18日この遺跡の近くに大賀ハス発掘記念碑が建立された

 
                           ↑ ↓ は孫の小学校4年生の教科書より

  
                                               昭和26年当時は千葉市立七中学校3年生
           3個発見にも昭和26年3月30日に西野真理子さんが発見した1個のみが翌、昭和27年7月18日に開花しました。
                 
 
大賀博士と千葉市花見川区畑町 伊原茂氏(今は亡き醤油屋のおじさんが懐かしい!)宅に咲いた1輪の花を見るお二方

「最初の大賀ハス1輪を咲かせた伊原茂様の思い出」HPより
伊原家の広い庭の中央、醤油の豆をむすのに使った古い鉄釜を据え博士からの指示どおり発掘された場所の田の泥を町民がリヤカーで運び、伊原氏宅の鉄釜に入れ、泥に植えて育てられた。
このかいあって昭和27年7月18日見事な淡紅の花を開いた。ほかでは開花しないで、ここだけ開花したのは、ひとえに伊原さんの一年間の丹精のたまものである。(HPのお言葉より転載)    

コメント (6)
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