準師範証明書は9枚でストップ → 感激の師範を頂きました
特別昇給試験準師範~師範へ10回目の挑戦提出作品
臨書 関戸本古今和歌集より 臨書 寸松庵色紙より 創作 平兼盛の歌
「臨書 関戸本古今和歌集より」
【詠み】 一首目 なつの夜のふすかとすればほとゝぎすなくひとこゑにあくるしのゝめ
二首目 くるゝかとみればあけぬるなつの夜をあかずとやなく山ほとゝぎす
「臨書 寸松庵色紙より」 紀友則
【詠み】天の川浅瀬白波たどりつつ、渡り果てぬに明けぞしにける。
【通釈】美しく流れ天の川も浅瀬や白波ばかりを辿っていると、渡り切らぬ間にもう夜明けになってしまったものよ。
「創作の部 平兼盛の歌」
【詠み】 見わたせば比良の高嶺に雪きえて若菜つむべく野はなりにけり
【通釈】 見わたせば、比良の峰々に積もっていた雪はもう消えて、若菜を摘めるほどに野はなっていたのだ。
【語釈】 比良(ひら)の高嶺は近江国の歌枕。琵琶湖西岸、比叡山の北に連なる山々で、主峰は標高1214メートルの武奈ヶ岳(ぶながたけ)。
冬の間は冷たい山風が湖面に吹き下ろす。◇野 比良山の麓の野。
平成15年1月から市川蘭華先生にご指導を頂き、おかげさまで、
「半紙漢字の部」は 平成21年秋季特別昇級試験にお稽古開始から6年目に師範合格。
「ペ ン 字 の 部」は 平成22年秋季特別昇級試験にお稽古開始から7年目に師範合格。
「かな部」は 準師範を頂きましてから10年目、10回目の師範挑戦に祈る気持ちで4月12日(木)作品を提出致しました。
そして平成30年5月1日(火)午後3時半、市川蘭華先生より「師範合格」のお電話を頂き、先生のご自宅へ飛んでまいりました。
お稽古を始めてから15年目、準師範合格から10年目の挑戦に長い道のりでした。
漢字・ペン字の師範合格に続いて何とか「かな」師範合格を願い、昨年より「かな」の古典を懸命に学び続けてまいりました。
この度、10回目の師範挑戦に合格証明書を頂きました事は言葉にならないほどに感激しております。
先生のご自宅が近いことが幸いとして筆が持てなくなる日までお稽古を続けてまいりたく思っております。
私ごとに最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。