クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

吉井の里山巡り(5) 新屋・亀穴峠と摩利支天 H-18-12-11

2006-12-11 21:10:30 | 高崎・甘楽・藤岡方面
里山巡りの第四弾は甘楽・吉井・藤岡境のハイキング。例によって
大判寺橋をスタートして甘楽・吉井境界線の一本東の稜線に取り
付いて南進し、藤岡との境界線に到着したら西進、「新屋峠」
「亀穴峠」にタッチした後、とって返して「摩利支天」を乗越えて
境界線北上で帰着するコース。
ひっそりした大判寺橋脇に駐車して、「五人釜林道」に入る(10.38)。
ほんの数分で右に入る作業道、帰りはここに降りてくる予定。

蛇行する中登の林道を進むと上から木材を運ぶノロノロ運転の
キャタピラ車とすれ違い。この林道の傾斜が強くてトラックでの
木材運搬が危険なので少量づつ運搬車で運ぶとの事で
あつたが、近くの木材加工業者らしいので手持の運搬車を使っていた
のかも知れない。
運転者のほかに補助員が一人後ろから付いてくる。

やがて林道の頂点、ここから右手の山手に延びる作業道に分けてはいる。
(10.57)標高472m。

荒れ道は直ぐにコブの連続となるが、稜線までは仕方が無い。直ぐに目印
の岩場になり正面から乗り上げると目印テープ。(11.13)


一寸の間、南西に向くが再び南進。前面に驚異的なトンガリが現われるが、
テープが直登しているのでそのまま頑張る。やがて岩を見ると稜線らしい道、
漸く取りつくべき南北尾根が見えた。
斜面を直登せずに目印テープに従って北へ北ヘと周りこむと、踏み跡が
現われるので十分北に回ってから南北新尾根に取りつく。(11.40)
直ぐに大ピークが現われるが、これは右に迂回路があるので、少々怖い
崖っ淵の細道を進んで本道に復帰。テープあり。(11.53)

右手に摩利支天らしいトンガリ峰を見ながらピークに来ると突然、前面が
大きく開ける。
吉井・藤岡の境界線に突き当ったのだ。(12.01)二本テープあり。


小梨山からの境界線も東からここを通過するがピークを登って来るので
ハッキリした道は見えない。
ここからは平坦な尾根道を一目散に西進、吉井・甘楽・藤岡分岐の
石柱につく。(12.19)

ここから北に行けば摩利支天だが、それは後回しで直ちに南進して甘楽の
東南端に到着(12.24-12.49)。
ここで休憩と昼食。展望は樹木で遮られて僅か。
標高696m、北に242mで摩利支天。スタート地点から直線距離1.21k。

西南にゴルフ場が見えるが多分「ルーデンスクラブ」だろう。

休憩後、急降して新屋峠を目指す。尾根はほぼ平坦で歩き易い。
間も無く標識皆無の新屋峠着(13.00)。右は甘楽町・上鳥屋の
天引森林公園、直進は亀穴峠、左折は旧道の道標を経て日野地区。
昼食休憩した甘楽東南端から362m。別名は鳥屋峠。

先ず、直進して長い小高い稜線に入る。図根点のある2つ目ピークを降りた
ところが亀穴峠らしい。

ここにも標識は無いが南から旧道が来ているので多分ここに間違い無し。
(13.10)新屋峠から西247m。

今度は南の林へ下って旧道を東進、古道標を見てから南から新屋峠戻る。
(13.26)「左小幡・富岡道」「右新屋・天引道」と刻まれている。

さっきの稜線を戻って三市町分岐にから一気に摩利支天。(13.50)
通称山名の元になっている摩利支天の石碑、

滑車が引っ掛かっている境界杭、

それに
三等三角点。ここの三角点名は「裡山」。何と読むのか判らない。
「り」?「うら」?「うち」?ご存知の方、教えて下さい。

暫く休んでから北に向かう。今度は甘楽町の番号入り境界杭を辿れば良い。
最初の出だしはNO.601。数字の反対面には「甘」の字。

最初の猛烈な急降をしゃがみ込んで下って下の稜線へ。幾つものピークや
コブを下るが、下が固くなっているので落ち葉が滑って大変。
笹薮を経てNO.583で右の稜線、NO.582で今度は左の稜線。
丁度、ここに「休猟区」の看板がある。(14.21)

ここを直進すれば森林公園の東屋に行ってしまうので、途中から東に
下りなくてはならない。
目印は境界杭のNO.575の先で尾根が低くなり右の杉林と
接する辺り。適当に林の中を下って時々、姿を現す踏み跡を辿りながら
降りると古い作業道にぶつかるのでそれを下ると計画通りの位置で
五人釜林道着。(14.46)
もう、大判寺橋はすぐそこ、のんびり下って駐車場着は(14.56)
次回は甘楽・吉井境界線の北部を一回りする積り。


追記・12/13 国土院から下記連絡。
「平素より国土地理院のサービスをご利用いただきありがとうございます。
広報広聴室からご質問にお返事いたします。
結論から申し上げますと、明確な読み方は分かりません。
昭和40年代後半から点の記には、点名に「ひらがな」を振るようにしてお
りますが、これ以前のものは、ふりかながないので不明です。
参考
辞書を調べますと、「うら」、「うち」と読むようです。
当用漢字にない字で「裏」の古い字のように書かれています。
「うらやま」と読むような気もしますが、分かりません。」

ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 吉井里山巡り(4) 西小梨山な... | トップ | 吉井の里山巡り(6)甘楽・吉井... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

高崎・甘楽・藤岡方面」カテゴリの最新記事