今日は天気は良いが風雲が空に満ちており予報通りの強風になる模様だったので
高校野球でも見て暇つぶしする積りだったがどうも先日来の未解明の件が
気になっていた。その件とは約一週間前に吉井の帰りに見てきた下日野の
この建屋。
以前から「庚申様」と言って来たが近くに天王神社の道標が建てられたので
混乱して良く判らなくなり関係部署に問い合わせを出したがなしのつぶて。
そうしているうちに本格挌闘甲冑集団・式の主宰者のか~み~さんから
情報が入りその近くに正体不明だがそれらしき建屋があると知らされたので
早速調べに行った。
吉井の黒石集落を抜けて藤岡・下日野に入り天王神社標柱脇に駐車して
徒歩で弘法の井戸方面への細い急坂を左右に目を配りながら下る。
100m位下ったろうか?右(西)手に情報どおりの無住の最上部の民家。
その反対側に小道がついておりその先に建屋。多分目標のものと思われるが
一寸引っ込んでいるので路面を注意しながらの車走行では気付かないかも。
東向きに建っているのでぐるっと回って正面に来るとその下には作業道風の
道形があり蛇行しながら続いていた。
建屋を見上げると可なり大掛かりの石段が組まれており石碑も多数。
先ず「己待供養塔」。これは弁財天を主尊として富や福を願い、己巳の日、
あるいは前日の戊辰の日や巳の日などに集まって精進・供養する巳待講の
祈念碑なんだそうだ。この高井戸集落の古くからの習慣なんだろうか。
庚申塔と双神道祖神。
続いて二十二夜待塔。あちこちで見られるものだが二十三夜の女性版かな?
いずれにしてもその夜に講員が宿に集まって飲食をともにしながら
月の出を待つという。
二十二夜待塔の主尊は「如意輪観音」だと聞いているが近くに観音像は
見当たらない。この観音様は富を施し六道に迷う人々を救い、願いを
成就させる観音様として、江戸時代中期以降民間信仰に広く取り入れられ、
女性の盛んな信仰を受けたと解説されている。
例によってお堂の中を一枚。左奥に何やら小さな細工物があるだけ。
正面のこれは?お賽銭箱?
軒には釣鐘が一口(コウ)。
林道側に戻ると草むらに観音像らしきもの。比較的新しく若しかすると
如意輪観音かと思ったが特徴の「首を傾げて右手を頬にあて、
右膝を立て膝しーー」には合致しない。
こうなると地元の人に聞く以外には解明できないので在宅の家を探した。
撤去中だか、改装中だかの家もある。
大方が無住だが一軒だけ車の置いてある家を訪ねた。Nさんと言う家だが
来客があったにも関わらず色々と話してくれた。この家のご夫婦は
94歳と93歳だがかくしゃくそのもの。聞くところではこの集落は
かっては23世帯で構成されていたが今の居住世帯は3軒、住民4人まで
過疎化が進んでしまったという。
先ず、今見てきた処は何なのか?と聞いたらそこは「観音様」だという。
すると建屋は観音堂だな。観音像があったり二十二夜待塔・己待供養塔など
から納得。
更に本題の天王神社は?と質問すると鳥居のあるところとの説明。結局
今まで庚申様と言っていた建造物が天王神社とはっきりした。
その上に神社の横に庚申塔の大きな石碑を中心に多数の石造物がある
のでこの石碑群の所を庚申様と言うと説明され疑問の一切を納得して
大満足。
ご主人が出してきた写真がこれ。毎年、東京在住の篤志家が神主さん同行で
訪れて参拝や清掃をしているそうだ。
写真の向かって右の二人がNさん夫婦。
色々と雑談をしていると奥に居たお客人が帰り支度。紹介されてびっくり、
藤岡インター近くの上栗須にある有名な「宮口軒」のオーナーさん。
毎日、営業用の水として弘法の井戸に汲みに来るとのこと。
水汲みをやって見せるから一緒に来ないかと誘われた。一瞬、帰りの
急坂登りが頭をよぎったが折角のチャンスなのでノコノコとお供する。
現場に着くと先ず一般の人が水をもらう蛇口がある。毎日、午前中には
何人もの人が来るとのことでオーナーさんは一般の人が引いた後に
来る習慣だそうだ。
軽トラの荷台を開けて水汲み準備
大量の水はこの満々の水貯めから独自の持参モーターを使ってくみ出す。
井戸の扉は施錠されていなく右に引くと簡単に中が見える。
その様子はYOUTUBEで見てください。但し三本の動画を結合してあるので
不具合があるかも。
MVI 3114 1
もう一度見るには画面下の左端にある繰り返しマークをクリック。
帰路につくオーナーさんと別れてエッサエッサと急坂登り、途中で
Nさん宅に挨拶がてら長々と世間話。おいしいりんごジュースを
ご馳走になる。顔出しO.Kと言うのでNさん夫婦。
車に戻って今回はゴルフ場を回る林道を使ってこの道標でr-175に合流。
前回より金井信号に近い。
白石信号でR-254を西へ進み小串に立ち寄ったが咲いてはいるが余りの
強風で落ち着いて撮影も出来ずに退散。
情報を呉れたか~み~さんに感謝しつつ帰宅。
祝!開幕早々天敵・ヤクルト三連勝粉砕。
高校野球でも見て暇つぶしする積りだったがどうも先日来の未解明の件が
気になっていた。その件とは約一週間前に吉井の帰りに見てきた下日野の
この建屋。
以前から「庚申様」と言って来たが近くに天王神社の道標が建てられたので
混乱して良く判らなくなり関係部署に問い合わせを出したがなしのつぶて。
そうしているうちに本格挌闘甲冑集団・式の主宰者のか~み~さんから
情報が入りその近くに正体不明だがそれらしき建屋があると知らされたので
早速調べに行った。
吉井の黒石集落を抜けて藤岡・下日野に入り天王神社標柱脇に駐車して
徒歩で弘法の井戸方面への細い急坂を左右に目を配りながら下る。
100m位下ったろうか?右(西)手に情報どおりの無住の最上部の民家。
その反対側に小道がついておりその先に建屋。多分目標のものと思われるが
一寸引っ込んでいるので路面を注意しながらの車走行では気付かないかも。
東向きに建っているのでぐるっと回って正面に来るとその下には作業道風の
道形があり蛇行しながら続いていた。
建屋を見上げると可なり大掛かりの石段が組まれており石碑も多数。
先ず「己待供養塔」。これは弁財天を主尊として富や福を願い、己巳の日、
あるいは前日の戊辰の日や巳の日などに集まって精進・供養する巳待講の
祈念碑なんだそうだ。この高井戸集落の古くからの習慣なんだろうか。
庚申塔と双神道祖神。
続いて二十二夜待塔。あちこちで見られるものだが二十三夜の女性版かな?
いずれにしてもその夜に講員が宿に集まって飲食をともにしながら
月の出を待つという。
二十二夜待塔の主尊は「如意輪観音」だと聞いているが近くに観音像は
見当たらない。この観音様は富を施し六道に迷う人々を救い、願いを
成就させる観音様として、江戸時代中期以降民間信仰に広く取り入れられ、
女性の盛んな信仰を受けたと解説されている。
例によってお堂の中を一枚。左奥に何やら小さな細工物があるだけ。
正面のこれは?お賽銭箱?
軒には釣鐘が一口(コウ)。
林道側に戻ると草むらに観音像らしきもの。比較的新しく若しかすると
如意輪観音かと思ったが特徴の「首を傾げて右手を頬にあて、
右膝を立て膝しーー」には合致しない。
こうなると地元の人に聞く以外には解明できないので在宅の家を探した。
撤去中だか、改装中だかの家もある。
大方が無住だが一軒だけ車の置いてある家を訪ねた。Nさんと言う家だが
来客があったにも関わらず色々と話してくれた。この家のご夫婦は
94歳と93歳だがかくしゃくそのもの。聞くところではこの集落は
かっては23世帯で構成されていたが今の居住世帯は3軒、住民4人まで
過疎化が進んでしまったという。
先ず、今見てきた処は何なのか?と聞いたらそこは「観音様」だという。
すると建屋は観音堂だな。観音像があったり二十二夜待塔・己待供養塔など
から納得。
更に本題の天王神社は?と質問すると鳥居のあるところとの説明。結局
今まで庚申様と言っていた建造物が天王神社とはっきりした。
その上に神社の横に庚申塔の大きな石碑を中心に多数の石造物がある
のでこの石碑群の所を庚申様と言うと説明され疑問の一切を納得して
大満足。
ご主人が出してきた写真がこれ。毎年、東京在住の篤志家が神主さん同行で
訪れて参拝や清掃をしているそうだ。
写真の向かって右の二人がNさん夫婦。
色々と雑談をしていると奥に居たお客人が帰り支度。紹介されてびっくり、
藤岡インター近くの上栗須にある有名な「宮口軒」のオーナーさん。
毎日、営業用の水として弘法の井戸に汲みに来るとのこと。
水汲みをやって見せるから一緒に来ないかと誘われた。一瞬、帰りの
急坂登りが頭をよぎったが折角のチャンスなのでノコノコとお供する。
現場に着くと先ず一般の人が水をもらう蛇口がある。毎日、午前中には
何人もの人が来るとのことでオーナーさんは一般の人が引いた後に
来る習慣だそうだ。
軽トラの荷台を開けて水汲み準備
大量の水はこの満々の水貯めから独自の持参モーターを使ってくみ出す。
井戸の扉は施錠されていなく右に引くと簡単に中が見える。
その様子はYOUTUBEで見てください。但し三本の動画を結合してあるので
不具合があるかも。
MVI 3114 1
もう一度見るには画面下の左端にある繰り返しマークをクリック。
帰路につくオーナーさんと別れてエッサエッサと急坂登り、途中で
Nさん宅に挨拶がてら長々と世間話。おいしいりんごジュースを
ご馳走になる。顔出しO.Kと言うのでNさん夫婦。
車に戻って今回はゴルフ場を回る林道を使ってこの道標でr-175に合流。
前回より金井信号に近い。
白石信号でR-254を西へ進み小串に立ち寄ったが咲いてはいるが余りの
強風で落ち着いて撮影も出来ずに退散。
情報を呉れたか~み~さんに感謝しつつ帰宅。
祝!開幕早々天敵・ヤクルト三連勝粉砕。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます