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クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

天引森林公園から摩利支天縦走 H-18-1-15

2006-01-15 13:35:02 | 高崎・甘楽・藤岡方面

絶好の好天に恵まれたので予定していた通り天引森林公園から「摩利支天山」を目指す事にした。先日同様に金井信号から「上鳥屋」に向うと、林道入り口が大渋滞、河原で
ドンド焼きが始まっていたのだ。
駐車場には珍しく二人連れのハイカーが支度していたが、挨拶だけで直ぐに案内看板後ろから遊歩道に入る。10数分で車道が終わると「石の流路工」の看板がある。右手の渓流の底は「みかぼ石」が敷詰められており堰堤まで百㍍位続いているのだ。

更に7分で今度は「歩道尾根線」の看板、40分で展望台、木材チップを敷詰めたとあるが落ち葉の堆積で其れらしきものは確認できない。やがて半凍結の小滝に来ると、道は大きく左に反転して蛇行しながら高度を上げる。突然、北が開けた場所を通過しながら小尾根を跨ぐように南に廻りこみ、南北の主稜線に合さって北進してピークを越えると東屋のある森林公園最高峰532.7mに着く。スタートから1時間4分。

この展望台は低山にも拘わらず全く見事。右手の赤城から左は荒船まで一望に見渡せる。
右手前にはガードレールも見える牛臥山、その左に朝日岳と幕岩の豪快な岩壁。
遠くの谷川は雲が掛かっているが武尊と本白根・横手山が真っ白に輝く。浅間の雪はダンダラで見栄えは今一つ、浅間隠は上だけちょっぴりの雪、鼻曲・四阿・荒船は白くは見えない。

一方、西南を見ると此れから行こうとする「摩利支天」が錐の先端のように尖って見えるので少々怖気つくが、早めの昼食を済ませて気分転換し、来た道の下りに掛かる。

摩利支天に行くには来るときに合流した南北尾根に乗り換えしなくてはならない。下りながら遊歩道と吉井・甘楽の境堺尾根の分かれる場所を慎重に探る。一つピークを過ぎたところで境界の柱石が左に寄ったので、遊歩道を離れて尾根を南寄りに進む。境界線はほぼ
伐採されて居る上に、柱石の傍にはグリーンのポールに「見出し票」付けられて立てられているので見失う事はない。幾つかのピーク・コブを過ぎると、「休猟区」看板の処で右からの大きな尾根と合流する。笹藪のコブを乗り越えると鞍部に来て目の前に大きな山塊。いよいよかと張り切ったがこのあと三つのピークを越さなくてはならなかった。一々鞍部付きなので今度こそと思っても前方に又ピークで毎回裏切られる。
突然、尾根右下の斜面から物音、緊張したが驚いた事に崖を一人の男性が登ってきた。
大判地から来たというこの人、服装・装備から見て爺イとは比較にならない一流。暫く情報を聞いてから左右に分かれて尚前進。
最後と思われる鞍部に着いて驚いた。遠くから錐の先端に見えた通り、経験した事のない断崖に見える急登である。
暫く休んで気を取りなおし、急登に取りつくと、足場が柔らかくて靴のエッジがよく食い込むので案外登れる。とにかく杖をフル回転させ、掴まる雑木を目で追いながら広い斜面をジグザグに進んで漸く広い頂上につく。東屋から1時間20分。

登ってきたのは北北東からのようで、乗越えで南西と西に二本の尾根道が続いている。特に南西の道は綺麗に整備され境界杭も見えるので、藤岡との境にぶつかり、西は亀穴峠、東は小梨峠と思われる。
先ず、三角点を探すと上面に十文字が刻まれた15㌢角のコンクリート標柱を発見、この近辺には三角点峰は無いはずなので、まさしくここは699.5m峰に違いない。側面には良く読み取れないが三等と書いてあると思われる。

次いで摩利支天なる山名の証明を探すが、頂上標識は見当らない。しかし、片隅に古い一寸傾いた石碑があり、字が薄くてはっきりはしないが「摩利支天神」と刻まれている。

此れで本日の目標は一応達成されたので、藤岡境に行くのは別途とあっさり決めこんで
展望皆無の頂上を後にして、来るときに多量に付けた赤テープを目印に慎重に来た道を忠実に辿って下山。駐車場の東屋で一人乾杯。

帰途所用時間57分。地元では天引から摩利支天までのピークにはジイガ山・大宝山・ナメザワ等の名前があるそうだがどれがどれだか全く分からない。
自宅からの走行距離46k。
次回は甘楽・天狗山から無名峠、小柏峠を通過して亀穴峠に達し、出来れば今日の摩利支天までと思っている。

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