クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

高崎市内三角点探訪(1) H-20-12-6

2008-12-09 17:33:37 | 三角点・宮標石その他標石
冬の到来と共にすっかり弱腰になった昨今の爺イ、山行きではなくて
やや趣味化しつつある三角点探訪で気晴らし。後期高齢者向き。
今まで爺イが訪問してブログの「三角点にタッチ」のページに収録したのは
150個所、だが其の内、合併後の高崎市内のものは僅かに48個所。
ところで高崎市内には120個所の三角点があり「不明」の13ヶを除けば
現存は107、従って107-48=59で市内の59の三角点にはお目に
掛かっていない。内訳は平場21、室田・里見地区21、倉淵地区17。
室田・倉淵は山岳地帯、山頂ではないので普通の登山より困難の予想。
取敢えず数日掛けて平場を歴訪してきた。総走行距離108k。

第一日目

(1)大平・四等三角点 乗附町 194.68m N-36-18-20-9 E-138-58-28-3



R-17から和田橋を渡って護国神社脇の坂を登って観音様の裏。
植物園との分岐を右のコロニーへ。左目に進んでテニスコートを左下に
見ながら境界柵に沿って東南隅。それらしき小丘、但し柵の外側。



強引に柵を乗り越えて小山に上ると発見。





(2)小坂山 三等三角点 石原町 181.61m N-36-18-16-6 E-138-59-51-01



分岐に戻って染料植物園前を通過して山を下る。



広い道に降り立つとそこは「小塚バス停」、左折して「舘西」「高風園」を通過した
先の細道を左折しても良いが今日は県道まで出て両水手前の理髪店と薬局の
間の細道に入る。左目に登り上げると頂点で分岐。展望場所から赤城山。



同じく榛名山。



左折道を登って下りに入るところに笹が切り払われた登山道。



真っ直ぐに上り詰めると石宮が一体、何か巾が短く奇異な感じ。



其の脇に発見。





(3)寺尾 四等三角点 寺尾町 79.74m N-36-17-53-9 E-139-00-53-8



山を下って寺尾に向かい吉井方面との分岐を直進、直ぐに左への
細道。上信電鉄線路が見えるところに路傍駐車。道路の南側で発見。




ここからの榛名も見事。




(4)福言寺 四等三角点 山名町 90.65m N-36-16-20-9 E-139-02-21-2



県道に戻ってR-30を南に。「山名町南信号」で右折してR-200に乗換え。
能力開発短大前に駐車すると目の前に其れらしき小さな岡。



その岡の真中に三角点発見。




(5)倉賀野 三等三角点 倉賀野町 89.4m N-36-18-02-9 E-139-02-47-1



一旦、高崎方面に戻って「山名町信号」を右折して倉賀野に向かう。
共栄橋を渡って市内に入ったところが旧中山道の「中町」、左折して
「上町」を右折。JR線路手前の永泉寺駐車場。



広い墓地の中を探索すると管理状況良好で発見。




(6)実見塚 四等三角点 新町 80.87m N-36-15-54-5 E-139-06-10-3



北上してR-17、右折して東進。新柳ヶ瀬橋を渡って高速下を通過。
新町駅先から藤岡・大胡線を南下して「新町第二小」。
地形図では位置が校舎にかかっている。こんなのは屋上にあることが
多い。職員室を訪れたが休日で誰もいなくて断念。
但し、校庭隅に各種岩石の見本が集められている。



其の中に一本の石柱、経緯度・標高が彫り込まれているが、困った事に
「海抜69.365m」とある。地形図の三角点標高は80.9mなのだが?



標高と海抜? 爺イの固い頭が回転開始。海抜とは単純に東京湾の平均海面を
0mとした高さ、標高とはこの海面を0mとして測量した永田町の水準原点を
24.414mとして全国の水準点に繋いだ物だから両者は結果的にほぼ
同数値の筈、ここみたいに海抜と標高が10㍍も違うのは三角点が
校舎の屋上にあるからだろう。三角点は位置の基準であり水準点の
代用ではない。屋上にあれば其の位置の標高を記しているのではないか?
これは次ぎの場所で確信に変わる。

(7)大天白 四等三角点 新町 78.76m N-36-15-35-0 E-139-06-44-5



再び大胡線に戻ってR-17を突っ切って北上、於菊神社に駐車。



新町中学を目指すが地形図ではここも三角点が校舎に被っているので
多分屋上。運動中の生徒諸君に聞いたら三角点が屋上にあるとは
社会科で習ったと。勢い込んでコーチ役の先生に頼んで鍵をもって
屋上へ。しかし、出入り口は通常の鍵の他に南京錠がつけられ
開錠出来ずに撤退。平日に来て下さいと後から一言言われて。
この三角点は標高78m、試しに隣の新町第一小の水準点を見に行く。




この標高は63.04m、地続きの三角点とは同じ筈が一方は78m、
正に地表と屋上との差ではないのか?

(8)下河原 四等三角点 新町 74.04m N-36-16-42-6 E-139-07-32-3



更に北上して岩倉橋に向かい、手前を右折して埼玉との境の清掃センター。



ここの三角点も建て屋の上らしい。休みの日に来た事を悔いながらも
事務所を訪れようとしたがどの入り口もがっちり閉められていて駄目。
本日は終了とした。
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