クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

涼風の赤城自然園周遊 R-5 -7-24

2023-07-25 12:26:56 | 赤城山周辺
先日の少林山と小串の山百合が中途半端に終わってしまったので
期待できそうな赤城自然園に向かった。昨年は7/20頃に訪問し
満開の山百合を満喫したので同時期にと思っていたが丁度
亡妻の月命日や車検が重なりおまけに混雑する土日を避けたら
やや遅すぎの7/24になってしまった。危惧した通り北駐車場は
半分程度の空きで訪問者は少ない様子。圧倒的なボリュームを
誇っている筈の駐車場近辺は既に盛りを過ぎて変色・萎れが
目立ったが中距離から撮れば何とか様になり、園内隈なく点在する
株は殆どは未だ健在で十分鑑賞に堪える姿で結果として満足。
(BGMはエルガーの「威風堂々」を作詞者の陸自の歌姫・鶫真衣で)

赤城自然園山百合



山百合を訪ねる傍ら「散策の小径」に自生する膨大な数のウバ百合群を
訪ねた。現在、順調に生育しつつあり1/3程度が開花準備で蕾が横倒しに
なっており中には半開きに至っているのも見受けられるから
あと一週間程度で一斉に開花するだろう。
そこからお花畑でその他の花々を見にいく序にNO,5を左折してNO,6の近辺の
レンゲショウマの発育状態を見にいったら予想外にチラチラと咲き始めていて
蕾も赤くなっているのが多いから若しかするとウバ百合の開花と同期化
するかもしれないので八月初旬に再訪しよう。
(BGMは杉本竜一作詞作曲の「ビリーブ」)

ウバ百合とレンゲショウマ



赤城自然園其の他の花々(BGMは坂の上の雲の主題歌「スタンドアローン」)



蛇足
(1)
エルガーの「威風堂々」は6曲あり日本では、エルガーの楽曲を指して
単に『威風堂々』と言う場合、第1曲或いはその中間部の旋律を指す
ことが多い。この記事に使ったのもその「中間部の旋律」。
しかし正確には、このタイトルは行進曲集全体に与えられた
題名であって、この中間旋律自体に付けられたものではない。
従って、第1曲の中間部をして『威風堂々』と呼ぶことは誤用に
近いものがあるーーとは専門家と称する先生方のご託宣。
確かにエルガーの出身国英国ではこの旋律は『希望と栄光の国』 と
呼ばれているそうだ。

(2)
ウバユリは、「一回繁殖型」という珍しい特徴を持つている。
読んで字のごとく、開花や結実という繁殖は8年間の一生に1回だけ行う。
6~8年という長い時間を費やして開花したあとは、根本の
鱗茎ごとすべて枯れてしまう。このように短い開花期を
過ぎると数か月で種子を作り秋には命を終えてしまうが、一つの
実の中に多量の種が入っているので、種子放出まで雑草扱いで
無慈悲に刈り取られなければ毎年美しい花を咲かせ続けてくれる。
だがこの近辺では榛名湖周辺の群落が雑草刈と「水仙植栽」で
無造作に伐採されてほぼ全滅状態。この種が保護必要と云う認識に欠けた
行政の無関心と作業会社の自然保護意識の低さが原因。
良識を持って保護しているのはここの赤城自然園と小串カタクリの里だけ。
このエリアはメインの遊歩道から離れていて満開時にも人通りは
少ないので「人知れず咲き人知れず消える」にならない様な配慮が
望まれるーーと爺イがボヤいています。

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登山

42勝43敗 (07/25現在) 首位と6.5ゲーム差 四位 五位とのゲーム差 5,5ゲーム
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