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子持山・コース神社
那須火山帯に属する子持山の活動歴は50万年前に始まるといわれ、赤城・榛名より古い火山である。長い間に積み上がった溶岩が富士山型の山形を形成して1.296㍍の山頂を作っている。
この山の登山口の偵察は子持口は6月中旬に、高山口は7月初旬に済ませていたので、先ず正面突破で子持口に向かった。渋川市内を北へ突っ切り、国道17号線を進むと353線が分かれる鯉沢の信号の少し先に「子持入り口」の信号がある。ここを左折して直進し、敷島から353線への東西の道にぶつかる所が、入り口で大きな鳥居がある。ここにも駐車場所があるが、やや細くなる道を登っていく。約1㌔弱で子持神社に着く。この辺が標高500㍍で、ここからは西コースの登山道があるが標高差700㍍、歩行距離5㌔以上もあるので、とても我々の手に負えるものではない。更に直進するが、唐沢川と平行して左右に振れるので橋がやたらと多くなる。5号橋に来ると再び左への登山道が先程の西コースに合流する道としてあるが、合流まで1.1㌔、1時間半も掛かる難所である。続く6号橋からは東コースが右に始まるが、一般コースより30分余計に掛かる。7号橋の所でこの車道は終点で大きな駐車場が作られている。
登山道は駐車場脇にあるが、入り口には無人スタンドがあり入山者記帳用紙もあるし、何よりもケースの中に子持村役場産業課が作成した豪華版の登山道ガイドが多数置いてあり、登山客が持っていけるようにしてある。こんな整った登山道入り口の管理は初めてで、登山道の整備の良さが想像できる。
登山道は木製の階段で始まり100㍍で目玉の一つ「屏風岩」がある。高さ110㍍とのことで首が痛くなるほど上向いても樹間から頂上は良く見えない。多分駐車場辺りの少し離れた場所から見たほうが良いらしいが、夏場は木々の繁りが邪魔である。登り道は沢と道がひとつであり、円珠尼歌碑や小さなケルンを過ぎると杉林となり急登である。登り始めから一時間以上も歩いて漸く「峠」の道標のある尾根に出て東の6号橋から来る道との合流となる。この「峠」で標高は約1000㍍。次ぎに目指すは「しし岩」である。
この先、右側の巻き道を通り、しし岩の凄さを想像させるような巨岩の脇を通過して40分以上も掛けて分岐経由で、しし岩に辿りつく。出発から既に2時間。ここには天然記念物の記念柱もあり梯子と鎖で上に登るが、目が回るようでふらふらして展望を楽しむ気分ではなく、早々に後続の登山客に場所をゆずって降りた。
分岐に戻り柳ヶ峰に向かう途中で12時半も過ぎたので昼飯にするが、持参のビールを飲んだのが運の尽き、何となく疲れが出て柳ヶ峰に着いたらもう2時15分になっていた。ここは「大たるみ」を経て西コースへ下る分岐でもあり、頂上まで0.4㌔、標高差100㍍であるが、後半は厳しい岩場の急登と聞いたのでこの日はここで断念することにした。出発から3時間がたっていた。
柳ヶ峰から0.5㌔を30分で下ると「オオタルミ」の分岐である。直進すると5号橋や子持神社からの西ルートであるから、左に入ってもう一度登り返しながら回り込む形で中央コースを下る。この道は変化がなく、唯ひたすらに下っていくが、変化が無いだけに長く感ずる。50分かかって漸くあと0.4㌔の道標に辿りつく。ここまで来ると足はガタガタで一休み。下山中に休むなど普通は考えられないが、頂上断念は正解であった。駐車場の北口に着いてほっとした時、4時を若干過ぎてしまっていた。
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那須火山帯に属する子持山の活動歴は50万年前に始まるといわれ、赤城・榛名より古い火山である。長い間に積み上がった溶岩が富士山型の山形を形成して1.296㍍の山頂を作っている。
この山の登山口の偵察は子持口は6月中旬に、高山口は7月初旬に済ませていたので、先ず正面突破で子持口に向かった。渋川市内を北へ突っ切り、国道17号線を進むと353線が分かれる鯉沢の信号の少し先に「子持入り口」の信号がある。ここを左折して直進し、敷島から353線への東西の道にぶつかる所が、入り口で大きな鳥居がある。ここにも駐車場所があるが、やや細くなる道を登っていく。約1㌔弱で子持神社に着く。この辺が標高500㍍で、ここからは西コースの登山道があるが標高差700㍍、歩行距離5㌔以上もあるので、とても我々の手に負えるものではない。更に直進するが、唐沢川と平行して左右に振れるので橋がやたらと多くなる。5号橋に来ると再び左への登山道が先程の西コースに合流する道としてあるが、合流まで1.1㌔、1時間半も掛かる難所である。続く6号橋からは東コースが右に始まるが、一般コースより30分余計に掛かる。7号橋の所でこの車道は終点で大きな駐車場が作られている。
登山道は駐車場脇にあるが、入り口には無人スタンドがあり入山者記帳用紙もあるし、何よりもケースの中に子持村役場産業課が作成した豪華版の登山道ガイドが多数置いてあり、登山客が持っていけるようにしてある。こんな整った登山道入り口の管理は初めてで、登山道の整備の良さが想像できる。
登山道は木製の階段で始まり100㍍で目玉の一つ「屏風岩」がある。高さ110㍍とのことで首が痛くなるほど上向いても樹間から頂上は良く見えない。多分駐車場辺りの少し離れた場所から見たほうが良いらしいが、夏場は木々の繁りが邪魔である。登り道は沢と道がひとつであり、円珠尼歌碑や小さなケルンを過ぎると杉林となり急登である。登り始めから一時間以上も歩いて漸く「峠」の道標のある尾根に出て東の6号橋から来る道との合流となる。この「峠」で標高は約1000㍍。次ぎに目指すは「しし岩」である。
この先、右側の巻き道を通り、しし岩の凄さを想像させるような巨岩の脇を通過して40分以上も掛けて分岐経由で、しし岩に辿りつく。出発から既に2時間。ここには天然記念物の記念柱もあり梯子と鎖で上に登るが、目が回るようでふらふらして展望を楽しむ気分ではなく、早々に後続の登山客に場所をゆずって降りた。
分岐に戻り柳ヶ峰に向かう途中で12時半も過ぎたので昼飯にするが、持参のビールを飲んだのが運の尽き、何となく疲れが出て柳ヶ峰に着いたらもう2時15分になっていた。ここは「大たるみ」を経て西コースへ下る分岐でもあり、頂上まで0.4㌔、標高差100㍍であるが、後半は厳しい岩場の急登と聞いたのでこの日はここで断念することにした。出発から3時間がたっていた。
柳ヶ峰から0.5㌔を30分で下ると「オオタルミ」の分岐である。直進すると5号橋や子持神社からの西ルートであるから、左に入ってもう一度登り返しながら回り込む形で中央コースを下る。この道は変化がなく、唯ひたすらに下っていくが、変化が無いだけに長く感ずる。50分かかって漸くあと0.4㌔の道標に辿りつく。ここまで来ると足はガタガタで一休み。下山中に休むなど普通は考えられないが、頂上断念は正解であった。駐車場の北口に着いてほっとした時、4時を若干過ぎてしまっていた。
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