クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

沼田・大戸屋山   H-22-11-4

2010-11-05 14:14:27 | 中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川
珍しくみなかみ・沼田地区の天気予報に一日中の晴れマーク。
気になっていた沼田の低山・大戸屋山に向かう。
R-17から度々お世話になるR-120を戸鹿野で右に分けて月夜野
バイパスのR-291に乗り換え硯田を右折してR-265に入る。
善桂寺を左折して関越を潜ればあとは北へまっしぐら。
途中の左に「薄根の大クワ」



右手に見えるのは戸神山かな? やがて高王山らしい山。山腹の巨岩が
シンガポールのマーライオンに似ている。



「利根沼田望郷ライン」を突っ切るが名前の割には表示がない。



その角の左手に熊野宮



更に進むと十一面観世音・岩屋堂。



その200mほど先に小さな五つ角、「赤岩橋」を渡って右への
「大戸屋林道」へ。これは上発地の迦葉山行き路線バスの終点に
繋がる全線舗装路なので安心して走行できるが黒ずんだ落ち葉が
落石に見えるので戸惑って徐行。



約2kで「大戸屋トンネル」、この右手前のスペースに駐車。
トンネルの全長は推定100m位か。



トンネルを潜って左山手への取り付きを探して歩くと、出口から
100m程でコンクリート防災壁が途切れて何やら道状の場所発見。
(9.15)



倒れて被さった枝に赤テープ。



小枝を掻き分けながら窪に深入りするのを避けて、右手に現れた
842m地点から東に垂れる小尾根に登る。そこには見慣れたブルー
紐のマークがあり方向に間違いなしと一安心。



突然、かなりの急登が始まる。距離は短そうだが年寄りにはキツイ。
栗の木の枝が多量にへし折られている。どうやら熊のテリトリー。



駄目押しに比較的新しい熊の糞。念の為、ラジオのボリューム
アップ。かつて「山は静かに登れ」と怒られたこともあったが
こんな時は已むを得ない。



何とか第一目標の842m地点着。標石の類は何も無く腕立て伏せをしてるような
倒木があるだけ(9.40)。



尾根は一旦僅かに下ってから軽い登りで西北に進む。小さなピークの先から
登りはきつくなり北に向かうと最後はさっきの急登と
変らないが、斜面が幅広なので勝手にジグザク。
新しい尾根に到着して再び西北へ。平坦尾根を僅かで到着(10.26)。



頂上台地は南北に長く、到達したのはその南端。
周囲は雑木が繁茂して記録で見た東の展望も駄目。
三角点は三等で点名は「戸屋」、940.59m。



頂上標識は3枚、「フジオカ・ナガイ」、N.G氏の古いタイプと思われる
一色の小型版、あちこちで見る墨書の達筆もの。







そして本日の爺イ。



他に何か在るかと台地を歩き回ったが見つけたのは石柱の類だけ。



僅かの休憩で下山開始。急降二箇所で
転倒 を? 回もしたが怪我も無く駐車場所に無事帰還(11.08)。

直ぐにR-265に戻って次の目標「板沢山」登山道の偵察。
本当は登る積りだったが予定した林道探索に失敗して結果的に
「偵察」。北に向かうと初めてR-265の道標。そろそろみなかみに入るのかな。



目印の「大沼公民館」が余りにも目立たず一旦は数㌔も通り越し。
再び、引き返して公民館脇の舗装細道へ。この舗装道で16号鉄塔
近くまで車で行ければ爺イの足でも板沢山に到達出来る筈との目算。
だか、僅か300mで舗装切れ、その先はとても乗用車では不安な
ガタガタ道。困ったと思いながらも様子見で更に400m。
いよいよ駄目で近くの僅かなスペースで駐車して歩き出す。と、後から
頑丈そうな四駆がガンガン飛ばして追い越していく。
乾燥した区間の道はこんな感じで走行可能な気配。



かなり歩いたと思ったとき、右の山上に鉄塔が見えた。計測すると
17号鉄塔だ。ここで万事休す。この鉄塔は林道から見て左に見える筈だつたのだ。
目指す16号とこの17号は全くの尾根違いだから。
何処かの林道分岐を間違えたらしいのだが、足元の悪い林道を下ばかり見て
登って来たから全く気づかなかった。



ここで早くも板沢山は諦め。でも折角だから脇にある管理道で
17号にタッチ。抜けるような青空に白い巨体は美しくもある(12.26)。



それでももう少し探索をと思って林道に戻り北上を続ける。
突然、左が開けて山々が眺められた。予定ルートなら左が開ける
訳も無いのでガックリ。







この近くの大きな山は、高王山の後ろ姿かな?いや違うな、あおちゅうさんの記事から
すると三峰らしい。



左下をみたら何やら沼? これが大沼ならいよいよルート違いは
決定的。16号とはドンドン距離が離れていく。



それでも尚、前進するとさっきの車が止まっていた。工事の表示。
崩落の修復なのか? 林道の延長なのかは分からない。すり抜けて
進むが完全に工事現場で行き止まり。諦めて引き返す(12.51)。



引き返しながら東への作業道二本を探索するも何れも林の中で
消滅。面倒だから其の侭、林の中を歩いて尾根上から再び17号。
ここで休憩と昼食(13.15)。
鉄塔脇の白樺をバックにした紅葉が綺麗。



休みながら「あおちゅう」さんの16号から17号に降りたとの記事を思い出し、
反対側に見つけた薄暗い林に伸びる小道を辿る。



山腹を回っていると前方に巨大な黒い毛糸の玉ころみたいのが
コロコロ走っている。小熊だ。じっとして
相手が立ち去るのを待つ。爺イの熊との遭遇は既に五回目、もう
慌てない腹は出来ている。やがて沢沿いの踏み跡、だが進行は不能の荒れ方。
ここを遡行して右手の尾根に登れれば16号方面なのだが
爺イの力量では無理。残念無念で断念。



17号に戻って休憩のやり直し。南峰には微かに18号鉄塔も見える。



林道に戻って紅葉を見ながらトボトボと帰路に着く。駐車場所には13.54に着。
気が付いたらあおちゅうさんの記録にあった18号鉄塔への管理道分岐が
間違えたと思われる林道分岐だつたのかも知れないのに確認するのを忘れていた。



次の機会にはもう一度林道から挑戦する。尾根を長々と歩く
脚力さえあれば「石神峠」から入って1033m峰を経て16号に
達することは分かっているが爺イには一寸無理だから。



ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第八回箕輪城まつり(1)  H-... | トップ | 榛名湖へ紅葉見物  H-22-11-7 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
羅漢さま (木下こかげ)
2010-11-07 13:13:22
 5月に、寄居町の羅漢さまがアップされていて、たくさんのコメントがありました。体調も良くなったので、「のんびりと」出かけてみようかと思います。まずはお天気。
返信する
羅漢さま (爺イ)
2010-11-07 18:15:42
五百羅漢さんは余り人が入らず静かですので
一つ一つじっくり向き合うと対話をしたくなるような雰囲気です。群馬には無い仏像群なので
寄居が羨ましくなるほど。
返信する

コメントを投稿

中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川」カテゴリの最新記事