クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

吾妻渓谷散策 H-30-11- 1

2018-11-02 10:22:49 | 吾妻周辺

昨日の榛名に続いて今日は吾妻渓谷、見頃と噂される紅葉と渓谷の
コラボ、見学ツアーもあると聞くダム工事でも見られたら幸いーー。

現地へはかなりの距離がある。それでも草津白根・本白根や志賀方面
嬬恋方面に比べたら遥かに近いが最近は近場専門なので原町通過まで
さえ一時間以上かかるのでやや憂鬱。
岩島駅前を通過、今まで並行していた吾妻線が直進の旧線ではなく西に
向かう新線になり頭のうえを通過する。この線路は直ぐに八ツ場トンネル
4489mに入り新川原湯温泉駅で地表に顔を出す。温泉駅から再び1870mの
川原湯トンネルに潜り白沢岩橋梁で一寸地表に出て又横壁トンネル1720mに
潜って長野原草津口駅手前で旧線と合わさるまで地下進行であり付け替え
線路の77%はトンネル内。従って車窓から吾妻の景観を楽しむ
のんびり電車は無くなった。

其処から僅かの距離のY字分岐で左の吾妻渓谷方面へ。雁ヶ沢で90度左旋回して
進むと何と「一般車両通行止め」で左折させられ記憶にないダム用付け替え
道路らしい新しい道に誘導された。暫く進むと「十二沢パーキング」という
大きな駐車場があり多数の車が止まっていたのでそこに駐車して出発とした。
既に自宅を出てから1時間40分経過。



様子が分からないままに人の流れに付いていくと渓谷に向かう道と「猿橋」
が見えて一安心だか渓谷のどの辺かは見当がつかない。



H-28-4完成と銘打たれた猿橋付近からの景観は中々のもの。
(画像左クリックで拡大、元のページに戻るには左上の左向き
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橋を渡って車道を上流に歩き始めるが車道からでは樹葉が邪魔して渓谷の
様子は良く見えなく辛うじて数か所でパチリ。
(画像左クリックで拡大、元のページに戻るには左上の左向き
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路傍に「殉難六団員之碑」があった。説明板もないのでここの建設現場での
犠牲者慰霊かな? とは一旦思ったが「六」と「団員」の文字で思い当たる
ことがあった。大体「団員」等と云うと直ぐに消防団員が連想されそれに
「六」が付けば昔のある事件を思い出す。
まさかと思うがその事件とは1962年3月、地元の消防団員16人が乗った
消防車が渓谷に転落。6人が死亡するという惨事が起こった。
但し消防団員は花見の二次会で川原湯温泉に行こうとしていたもので
運転していた団員が飲酒の上無免許だった事件であるが「殉難」と
名が付くのなら違うかな?



やがてこんな看板が目につくがこれもランク落ちしたのだから不適当?
せめて「元」と書き足せばよいのに。



何処にあるのかと見上げると斜面の中腹に確かに存在する。
これは樽沢トンネル(全長7.2m)だが2014-9月に廃止になっていて
新たに、日本一短いトンネルになったのは、広島県を走るJR呉線にある
川尻トンネル(全長8.7m)であるから。



途中に吾妻峡の看板。ダム建設位置が初期計画より600m上流に変更されたので
当初言われた渓谷水没の話はなくなり約1/4が失われるものの相当部分が
今後も景勝として残されてメデタシである。



漸く目当ての鹿飛橋入口。ここにはボランティアらしき人がいて訪問者に
色々と助言をしていたが爺イの様子を見て「ご年配の単独の方は橋を
渡った先の遊歩道は整備されていないので危険ですから行かないでください」
とご親切な忠告。こちらは行かなくては来た甲斐が無いので止める気はないが
顔ではにっこり笑って「分かりました」と。



これが鹿飛橋。



橋からの景観は正にこれぞ渓谷。

(画像左クリックで拡大、元のページに戻るには左上の左向き
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鹿飛橋から渓谷

途中で止めるには画面左下の縦二本棒をクリック、その途中から再開は
右向き矢印、終了してからもう一度見るには左下に現れる反時計回り
反転マークをクリック)


展望台に向かって遊歩道に入る。直ぐに道標がありよく見たらここから
さっきの駐車場への近道が確認できたので帰路には使う積り。



急速に高度が上がったので渓谷が良く見えるかと思ったら駄目。

遊歩道から

途中で止めるには画面左下の縦二本棒をクリック、その途中から再開は
右向き矢印、終了してからもう一度見るには左下に現れる反時計回り
反転マークをクリック)


更に登るとこの道標から斜面のトラバース気味の道。



こんな道が続く。低山の何処にでもある道と同じのアップダウンの
繰り返し。



高度も上がり渓谷とは離れたので沢音だけが聞こえても景観不良。
但し、一か所だけ開けた所で渓谷が見えたが余りにも遠い。

遊歩道からの渓谷

途中で止めるには画面左下の縦二本棒をクリック、その途中から再開は
右向き矢印、終了してからもう一度見るには左下に現れる反時計回り
反転マークをクリック)


遊歩道はや厳しくなりこんな具合。



やっとのことで見晴し台直下に到達。



傾斜のきつい木枠段を手すり頼りに上る。



頂上着、先客が多く皆さん工事現場を熱心に見ていて回転は悪い。



漸く順番が来て工事場見物。

八ツ場ダム工事現場
途中で止めるには画面左下の縦二本棒をクリック、その途中から再開は
右向き矢印、終了してからもう一度見るには左下に現れる反時計回り
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見晴し台は遊歩道の終点ではあるが北への張り出しが少しあるのて
周辺を見られる。
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一休みして下り木枠段を慎重に下る。



帰路に紅葉を拾って歩いたがまだまだ本番は先のようで不満足。
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猿橋の上まで帰ってきて近道を選択。



こんな乗り越しを経て



植林地帯に突入。



僅かの距離で出発に使った道が左に出現するが合流はしない。



出口の道標をみると今来た道は縦横にあるハイキングコースの一つだった。



帰り車の序に岩櫃山登山口によって紅葉具合を眺めたがこちらも
同様にまだ少し先の様だ。
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