感情は踊る
強張る風は 故郷を想い 女の乳房を揺さぶる
温かな雲にそっと呟きかけたのに
さよならを紡いだ言葉は なぜか言葉の形を成さなくて
それは一瞬の奇矯な振る舞い
音がらせんを描きながら子供の頭を支配する
それは それぞれの中に起因する物語り
子供はそれから崖の上に立ち 涙を流している
難しい本に書かれている故事成語を眺めていて
そこから派生する天使を捕まえては
無性に急き立てる性欲の処理に追われている
この世が混沌の中に屈辱を味わうのなら
それに付随する意味に 嗤う子供は確かな信念を持っている
虚しさは河の流れをつくり
そこに流れている無数の稚魚にエサを与える
そこには様々な欲望の華が現存していて
その雌しべから垂れ下がっている糊口からは
あらゆる香りのする汁が垂れ滴っている
醜い闘争を止めるようになだめているが
その言葉は届くよしもない
この宇宙に実存している太古の記憶から
新たな命はもう生まれる事もない
強張る風は 故郷を想い 女の乳房を揺さぶる
温かな雲にそっと呟きかけたのに
さよならを紡いだ言葉は なぜか言葉の形を成さなくて
それは一瞬の奇矯な振る舞い
音がらせんを描きながら子供の頭を支配する
それは それぞれの中に起因する物語り
子供はそれから崖の上に立ち 涙を流している
難しい本に書かれている故事成語を眺めていて
そこから派生する天使を捕まえては
無性に急き立てる性欲の処理に追われている
この世が混沌の中に屈辱を味わうのなら
それに付随する意味に 嗤う子供は確かな信念を持っている
虚しさは河の流れをつくり
そこに流れている無数の稚魚にエサを与える
そこには様々な欲望の華が現存していて
その雌しべから垂れ下がっている糊口からは
あらゆる香りのする汁が垂れ滴っている
醜い闘争を止めるようになだめているが
その言葉は届くよしもない
この宇宙に実存している太古の記憶から
新たな命はもう生まれる事もない