汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 悩み

2010年12月21日 | 初期中期の詩
何がこうさせているのか 僕には解らない
判然としない不思議を 
かえる事の無い卵を温め続ける親鳥のように それは時に侘しく 
さめざめと降りしきる雨は 何時の時間に止む

星はその絶え間ないものを秘めている事によって
人々に信仰され また愛されてきた
少女はそうした真実に 期待と不安を抱いている
冬は寒さを伝える使者なのに 
それは決して交わらない感情に押し寄せるから
誰もがそれに戸惑いを感じている

少女はそうしてまた 夢の中への逃避を始める
偽りは決して優しくはないから
それはいつも通りを装う君の姿

ジレンマを抱えて理屈を包括しようとしている
「なぜ人は同じ罪を繰り返すの?」
何時かの少年はそう言って眼を丸くした
それがまるで傍に咲いていた花を見るように
そこに内在している様々なことを分析するように
彼の心の中に 一抹の不安がよぎる
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