汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

海神の声

2013年01月18日 | 奇想の詩
海神の声 遥か先の夕暮れ 時間に伏す
見渡す限りの平原 此処は何処なの

太陽の流線上の言葉をあげる
瞳を閉じて 愛は此処に 花を咲かせるから

遥かな風に乗って 何処までも飛翔していく
軽々しい身体を 魂の弾けるさざ波に寄せて
波に乗る 遥か先の夕暮れ未来を描く星よ

こうして耳を澄ませば あなたの悲しみを感じる
零れ落ちる流星 凍えたままの手 あなたは彼処へ
惑う星たちの声を聞きながら 明るい日の出に溶けて行く
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あなたの事を

2013年01月18日 | 妖艶の詩
いつまでも愛していたい あなたの事を
きめ細やかな肌に 滴る血の香りは 浅はかな偽り
この孤独に震える 手を握って欲しい

まばらな星の明かり あなたの唇を噛んだ
滲み出る汗 瑞々しい肌の感触
偽りだけは吐かないで 淋しさに溺れて
何処までも堕ちて行く あの太陽は
愛ゆえに 孤独を選んだ 満たされない感情

愛を欲して 愛に溺れて 恋い焦がれる
あなたの感傷に触れたくて この身体が震える
届かない手は 幾つもの星をすり抜けて行く
奪えない 身体は火照り 愛を欲する
届かない 想いは 降り続く雨に打たれて

触れられない面影は 降り積もる雪のように
この身体はあなたを欲する 
 
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